日曜と今日月曜は酒を飲まずにすごせた。なんだ、毎晩飲む必要がなかったのか。それでも「酒を飲んでいないから調子がいいな」など飲酒に関することを考える機会は多いと思う。今日も帰りにスーパーに寄ったが「よし酒を買わないぞ」と不自然に決心している自分がいる。まあ、結果が良ければ良いのよ。
兵庫県知事が再選した。パワハラ疑惑?で不信任決議が出され全会一致で失職、出直し選挙で返り咲いた。他県の人からすると「何やってんだか」という印象が強い。
自殺者まで出たパワハラだが、その後「パワハラを発端とする報道は既得権益を守ろうとする県議などの印象操作」などと言われるようなった。実は悪しき慣習を打破する改革者というイメージが斎藤氏に付与された。
ネットのデマにかんしては知らない。どうもインターネット上でデマがばら撒かれたようだ。
ロシアとウクライナの戦争でもどっちが優勢なのか全くわからないことに驚いたが、国内のことでさえ何が本当で何が嘘なのか全くわからない。驚くばかりだ。
今回の斎藤氏の再選を「底が抜けた」と表現した投稿があった。つまり民衆はとことん阿呆になった、何が正しいのか見抜けなくなったのだ。しかしこれは正しくない。単に投稿者の都合の悪い結果になっただけのことだ。たしかにこれまでなら斎藤氏は失職したままだったろう。20年前、いや10年前でさえ「ほんとうのことを知っている」のはマスメディアだけだった。「マスメディアの言っていることは嘘、私はほんとうのことを知っている」と無名の人が主張しても陰謀論として相手にされなかった。それが変わりつつある。オールドメディアの信頼は失墜した。
なぜ失墜したか。これは意外なことだがバラエティ番組の質の低下に起因していると思う。報道番組の質が高いのか低いのかは俺にはわからない。これは割と多くの人もそうだと思う。いっぽうバラエティ番組はどうだろう。現在19:00から21:00あたりに放映されている番組の多くはSNSでバズった動画の垂れ流しかチェーン店の人気商品のランキングだ。これがもう、高い頻度で放映されている。俺の子供も「あ、これ見たことある!」とよく言っている。バラエティ番組はネットの後塵を拝している。完全に。報道番組の情報の質は判定できないがバラエティ番組が手抜きで作られていることはよく伝わってくる。よって報道もどうせ手を抜いたネットの後追いだろうと思うし、信用するに値しなくなっているのだ。