2023年2月24日金曜日

 

戦後サブカル論・アメリカ(正式タイトル忘れた)がEテレで放映されていました。宮沢章夫さんが亡くなってもサブカル論は続いているのね、とややしんみりしたり。

 印象的だったのはカウンターカルチャーの右傾化。現在は反逆の対象がリベラル・左派なので若者は保守・右傾化傾向を採るというもの。自らをナチと名乗ったり、銃乱射犯が「メキシコ人を標的にした」と供述したり。だからドナルド・トランプの登場はバラク・オバマの登場とテンション的には一緒なのだ。ちょっと分かりにくいか。チェコのハヴェルの大統領就任と一緒というわけです。向いてる方向が違うだけで。
 リベラルが権威化したので「俺たちのヒーロー」はセンスの悪い金持ちのトランプになったというわけです。

 けっこう納得した。

  センスの悪いトランプは番組内での発言だ。あんなのが金を持ってて意味があるのか、みたいな。これもけっこう納得した。そう、トランプってださいよな。そこが引っかかってたんだと思う。トランプを評価する意見はけっこう納得できるものが多い。現代ではタフな取引が出来る人間が重宝されるのだ。それはわかる。

  けどあいつだせえよな。 政治のリーダーをかっこいいかダサいかで決めるのは間違っているだろうが、そんくらいの余裕は欲しい。トランプは余裕なき時代のヒーローなのだ。

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