2012年3月23日金曜日

情報は使うべきだと思う。

個人情報と言うものがあります。

 この情報だけは秘匿する事で機能している気がします。使わない事で機能すると言うべきでしょうか。

 が、そうとばかり言えなくなってきました。

Googleプライバシー ポリシー

で、その反応。

 これまでも個人情報を収集していた、もしくは可能だったはずです。facebookで個人情報を公開する事に慣れたということで改めて宣言した、というところでしょう。

 まとめサイトの発言を見るとそこまで拒絶している感じでもないですね。私もそう思います。

 これに関して岡田斗司夫が「Tシャツ化する内面」という文章を書いています。
http://blog.freeex.jp/archives/51309641.html

 個人情報を服飾で語るトリックスターぶり。上手いことを言おうとしてすべっている好例です。「顕在化する個人情報」で十分だと思いますが。
 それはさておき、 私はこの文章に概ね賛成します。特に興味深かったのは以下の部分です。

(以下引用)
真っ白だったTシャツは、すぐにプリントTシャツが大流行した。同様に、これからアウター化する個人情報も「デコ化」するに違いない。「見せられない個人情報」は「見せたいデコ化済みの公開プロフィール」へと変化するだろう。
  すると、次の「下着」はなんだろう?個人情報や顔写真が「上着」になる時代、思ったこと感じたことをすぐにツイートする僕たちが「他人に見せられない」と思うのは?  それはおそらく「欲望と嫌悪感」と「優越感と劣等感」だ。次世代に世界を席巻する情報プラットフォームは、僕たちの欲望や嫌悪感そのものを一瞬で世界中に公開するツールに違いない。
  嫉妬やコンプレックスを一瞬で共有できる仕組み。僕にもそれがどういうものか、明確にイメージはできない。
  でも、それが「次」だ。常に「下着は上着化する」のだから。
(引用ここまで)


 androidのアプリの、なんだったかは忘れましたが、レビュー欄がGoogleの個人情報収集への嫌悪、拒絶にあふれていました。それに関しては以下のコピペですね↓
 正直お前らレベルの情報なんか大して重視されないから今までどおり使えよwwww

 個人情報もまた情報なので使って初めて機能します。他の情報、たとえば株価の推移などは使わなければ意味をなさない事がイメージしやすいです。個人情報もまた同様で、持っているだけでは何の価値もないのです。

 でも、好きなものや行った場所、買ったものが見ず知らずの人に把握されているのがどこか気持ちが悪いという心情も理解できます。でもそれも2、3年のうちには気にならなくなっていると思います。それらを公開してしまったほうがラクで有益だから。
 いっぽうでインターネットを介さないコミュニケーションが復活するかも知れません。どう考えてもスカトロ趣味なんかは公開したくないし。いや、別の場所で公開して行くのか?

 コジンジョウホウホゴホウなんて中身を知らないで叫び回る時代は急速に終焉をむかえようとしている、それだけは確かです。

 うーん。でも価値観が急速に変わりますね。ちょっと前までインターネットはその匿名性に価値があると言われていたのに。その匿名性もプロバイダから見ればかわいらしい物語であったと言う事が急に前景化した感じです。

 あ、実体験をもとにすると、プライバシーをやたら云々する輩も500円あれば簡単に個人情報を開陳します。そんなもんです。

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