◆ニートの俺が商店街活性化に携わって気づいた
(VIPPER速報)
なんとなくではありますが、商店街の活性化という言葉に魅力を感じています。地域の人々の濃密で朗らかなコミュニケーションが溢れる"明るいまち"というイメージがそこにはあります。
しかし実際はそういうポジティヴなことだけではないようです。
・まともな老人はしっかり働いている
40代未満なのに老人の性質引き継いだ三代目とかが一番たちが悪い
まだ若いのに実態は老人。今後さらに老化するしかないから何もできない
わかるわ、これ。以前飲み屋で働いてた自分に開店休業の洋服屋の二代目と喧嘩しまくりました。
・商店街ってよくみると合間にマンションとかあるだろ?
あれ経営している大家ってニートと同じなんだよ
親の代は商店経営しているんだぜ
これはよく聞く話です。僕の近いところで聞いた話だと家賃収入で何もしないで暮らし、40代で酒浸りで凍死したという筋金入りのボンクラもいるわけですよ。
・つまり「衰退商店街」と言う問題がそもそもない
じゃあ衰退している場所を賑やかにしましょうとイベントをやっても無理
なぜなら商店主がもう今のままで十分で、面倒な商売をしたがらないから
・商店街活性化って馬鹿にできないぞ
商店が勝手にやっているんじゃない
都内から優秀な経営のプロがやってきたりする
なお、その講師費用も税金です
・東京の広告代理店や大学教授やコンサルとかに指導されて作ったイベントが
実はあの老人がいっぱいいて風船を置いてるようなつまらないイベントなのです
・東京の優秀なコンサルタントとか、某大手広告代理店を撒きこんで(原文ママ)ノウハウを吸収しても
実際はあんな感じだ
あとB級グルメ参戦とかね。
・この手の商店街活性で成功した若手創業者はいない
みんな立ち上げてすぐに閉めちゃうか、クラウドファンティング(乞食)をやっている
これは興味深いです。つまり地域の商店街の住民は結局のところ商店街の活性化を望んでいないわけです。そしてマイルドヤンキーなどのマーケティング用語を駆使して(違うか)地方の商店街を活性化させようとする"優秀なコンサルタント"や"大学教授"はとてもじゃないが本気ではないということがわかります。少なくとも実際に該当する商店街に介入はしていないことがわかる。そして、その地域の住民はイオンに出かけているのです。
そう、誰も商店街の活性化を望んではいないのです。
そしてそもそも問題ではないので解決(=成功)した人がいないというのも面白いと思います。なんかこの辺に絡んでいるヤツって貧乏くさい顔してますもんね。
少し気になったので他を検索してみました。活性化法という法律があるんですね。
地域商店街活性化法の概要
法律の目的
地域商店街活性化法は、商店街が「地域コミュニティの担い手」として行う地域住民の生活の利便を高める取組を支援することにより、地域と一体となったコミュニティづくりを促進し、商店街の活性化や、商店街を担う人材対策の強化を推進するための法律です。
実はこれ、目的の「商店街」の部分を「イオン」に置き換えてみてもなんら問題がない。実際にそうした役割を果たしつつあると思う。
・商店街にイオン作れば完璧じゃね?
>>76
イオンが資本力を用いて
商店街を改築すればいいのになと考えている
商店街とドッキングさせてモール化しようぜ
あ、商店街のジジババは出てってくださいね
それ賛成
あと商店街って路地が今熱いよ
若い世代は路地裏の廃倉庫とかで芝居やったりライブやってるからね
まあ、上記のとおりなわけです。しかしながら個人的にこの点は新鮮だった。これまで「地元の商店街vsイオン」だとばかり思っていたからです。むしろネ申という。
本当に商店街を活性化させようとしたら商店街丸ごとイオンモール化させるのが手っ取り早いし実際的のようです。
僕自身、この記事を面白いと思いつつ、しかしそのツボを掴みきれていないのでやたら引用ばかりしてしまいました。
ところで僕たちは地域の商店街に何を求めているのでしょうか。
個人的には情緒、失われていく面影への憧れだと思っています。早い話がAlways三丁目の夕日です。正直どうでもいいんだけど失われてしまうのは何か惜しい、そんな気がします。
何かとは何だろう?
地方のどこに行ってもだだっ広い道路にイオンとツタヤとブックオフがある、かつてそれは"ファスト風土"という言葉でもって表されました。
ただファスト風土を嫌悪し失われる面影に思いを馳せているのはそこの住人ではないというのはよくあることです。
・たぶん商店街の存在価値って災害の起きた時だけだと思うわ
災害時の救援とかは上手く行けると思う
商店街って100年に1度の災害とか50年に1度の大火の時にライフラインにはなると思うよ
ただ、衰退は無理がないと思うわ・・・
いやいやこれは重要です。災害時におけるリスクヘッジの一端を担いうるとスレ主は言っています。商店街活性化に関してかなり懐疑的・否定的であるにも拘らず、です。
ここに来て一本の線が引かれた気がする。僕(たち)が憧れていた面影とは"多様性"であり、多様性とは緊急時のリスク軽減に他ならない。
つまりこれはイオンの物流ラインが完全に死んだとしても商店街が生きていればなんとか食いつなげるということを意味しています。。
そんないつ来るかわからない災害のために不採算部門を抱えておくの?と思う向きもあるかもしれなません。しかし2011年に僕たちは"100年に1度の災害とか50年に1度の大火"は本当に来るということを学びました。
アフリカには累計で数百兆円の金が投下されたがその殆どが中間団体に呑み込まれたという都市伝説があります。
さらに僕の個人的な体験を少し語ります。かつて池袋のCDショップで働いていた時に和歌山の人から電話注文を受けたことがありました。注文しても買いに来るだけでカネがかかりますわ、と思いましたが和歌山に輸入盤を注文できるところがないと言う。実際はあるのでしょうけど、ちょっと調べたくらいではわからないわけです。池袋なんかに電話しなくても大阪にそういう店はあるだろうと思うのですが、とにかくファスト風土はそういう問題をはらんでいます。可能性が遮断されているわけです。
商店街の主役たちにやる気がないが、なんとしても地域の商店街を死滅させてはならない。緊急用の食糧を備蓄するように商店街を保護しなければならないのです。まずは商店街の店は入りやすくしてほしいものです。
・商店街にある診療所とか歯医者って、実は「ご新規さん」を断っている
理由は医者が高齢でなじみの患者以外の相手をするのが面倒だから。そして、やぶだから
ほんとやってるかどうかわかんなくて入りづらい店が多すぎます。座間のとある酒屋は冷蔵庫に電源が入ってませんでした。お前らぬるいビール好きなの?っていう。そういう店は木っ端微塵になくなれと思いますがそれでもなお、僕たちは商店街を守らなければなりません。
この話題はとかく面白いです。