2012年8月22日水曜日

大沢誉志幸“そして僕は途方に暮れる(Special Dance Mix)”


 今日は妻と近所の銭湯へ。

 そのまま一日を終えるのは惜しく、町田のディスクユニオンへ。なかなか良い感じの代物が購入できました。

 こちら。和物ファンクなA面も良いですが、今回はB面“そして僕は途方に暮れる”のスペシャルダンスミックス。
 “そして僕は途方に暮れる”は別にシングルでもリリースされています。
こちらに概要。
ウィキペディアに項目があるレベルのヒット曲、ということですね。


現代のダンスフロアの為にあらかじめ用意されていたのかと錯覚する程現代的なセンス溢れるNU-DISCOトラック。

PEANUTS RECORDSさんのレビューhttp://peanutsrecords.sub.jp/list.php?key=%C2%E7%C2%F4%CD%C0%BB%D6%B9%AC

 

 このレビュー、いいですね。時間を経てそこに新たな魅力が宿る。私の先輩であるSさんがミックスの醍醐味は時代とジャンルを越えた時だと仰っていましたが、流れている時間が「くしゅっ」っとこんがらがる瞬間は興奮します。




 柔らかなシンセフレーズが泣きのメロディを奏でながらフロアを優しく包み込む。いかにも80年代的なマシンビートに、エレピの音色と歌詞が乗る。ほのかに漂う喪失感がまた良い。
 コンピューマさんが【THE MILD】に出演してくださったときに、ラストにかけたのがこの曲でした。今は別の職場になった先輩・Hさんも思わずブースへ駆け込んで曲をチェックしておりました(Hさんは普段はこういうことをしないのです)。
 そのあと私が少しだけ曲をかけてパーティが終わったのですが、程よい宙ぶらりんな感じが漂っていたのは間違いなくこの曲の余韻でした。大団円ではなくて、宙ぶらりん。劇的な終焉って、現実へ引き戻される引力もまた強いんだと思います。真空状態になるとそこへ周囲から空気が入り込むように。
 そういえばアフターアワーズという言葉がありますね。ソフトランディング。素晴らしいです。

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