2012年3月19日月曜日

The Chemical Brothers / Don't Think

すっかり書く事をサボっていました。有料SNSに入り浸っていてそこが居心地いいと言うのもありましたが。

サボっている間もレコードは買い続け、同時に仕事の音資料も膨大に、どちらも中途半端にしか聞けていないので自身に苛立っています。

正直今日も半日ちんたら過ごしていて、その間にCDかけっぱなしにしてればいいのにそれもしないわけだし、 何もかもサボっていると言うのが現状です。

そんな中でリハビリ代わりに選んだのはケミカルブラジャーズ初となるライブ映像&アルバム。

素晴らしい。ライブ映像という点でいえば史上最高の作品なのではないでしょうか。



映像化したときクラブ系アクトのライブは有利です。ロックバンドの場合、その演奏の姿もウリになるので映像作品にした時にはどうしても大映しになる。けど実際は客はその距離で演奏者を見る事は出来ないから映像を見るとき「映像作品」として見る。ライブを仮体験するのではなくて、飽くまでライブ映像として楽しむ。ライブを楽しむ時とライブ映像を楽しむ時のマインドは、おそらくかなり異なると思います。

いっぽうケムズはつまみをシコシコいじってるだけなので演奏する姿自体はあまり面白くない。ということでバックの映像の方が主体となる。本作はパフォーマンス映像とバックで使われていた映像素材がミックスされているのでより臨場感があろうかと思います。その映像素材がまた素晴らしく、観ていて本当に映像に入り込むような感覚になりました。

臨場感というのは「感」がついてるだけあって、必ずしもリアルに場に臨んでいなくてもいいわけです。パフォーマンス、客のリアクション、サイケな映像、それらが有機的に交わった本作は、臨場感で言えばその場にいた以上の感動を得る事が出来ます。

ファンキーなこの曲が使われてたら、もっとトバされたなー。

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