ちょっと前に「knew age」という言葉のことが書かれていて、言葉遊びではあるのですが、その単語にジャストフィットするのがエストニア出身、ロンドン在住(だっけかな)のMARIA MINERVA嬢かと思います。
チルウェイヴ以降、フォーカスされる女性アクトのいくらかはその声をトラックの一素材として用いるのですが、自らの声それ自体が不協和音になるのはこの方くらいじゃないでしょうか。LA VAMPIREでさえ歌っているというのに。
靄のかかったシンセの森をふらふらと漂う、そこにキーが思いっきり外れたヴォーカルがやはり漂うように乗っかる。
ダンスミュージックがベースの一部をなしているのに、かなりアンダンサブル。NEW AGE的な快楽からも距離的をとる孤高のサウンドストラクチュア。実はニューウェーヴの落とし子、と言うほうが適当な捉え方かもしれませんね。
まもなくセカンドアルバムもリリース。以前よりもポップにダンサブルになっている気がしますが、そもそもスタートラインが違うので、どうしても変態になってしまいます。最高。
0 件のコメント:
コメントを投稿