2012年8月5日日曜日

FOUR TET “128 HARPS”



FOUR TET主宰の[TEXT]より。2012年リリースのシングル。

試聴。

FOUR TETは現行、エレクトロニカを作る気が全くありませんね。『THERE IS LOVE IN YOU』、その前にシングルカットされた“LOVE CRY”というハウストラックを作って以降興味はフロアにありそうです。もしかすると[DIAL]を筆頭としたハンブルグ・シーン、ないしJAMES HOLDENが『DJ KICKS』でつまびらかにしたエレクトロニカのフロアミュージック化に興味があるのかもしれません。

今回のシングルのトピックはキエラン・ヘブデンがいたくお気に入りなNYのANTHONY NAPLESをリミキサーに迎えている事です。セクシーなディープハウスを作る人です。

FOUR TETが得意とする固めのビート、言うたらダブステッピンなビートにメランコリックなメロディとボイスサンプルがからむ美しいトラック。思い切って音を止める箇所にむしろセンスのほとばしりを感じさせます。フロアで低音の走りっぷりとメロディの効きを試してみたい代物です。

ANTHONY  NAPLESのリミックスはタイトルを無視してボイスサンプルとアトモスフェリックな音響を交配させたディープハウス。メインのメロを敢えて排したテックハウスですが、こちらの方が今のFOUR TETっぽいかと思います。

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