2012年8月12日日曜日

JANETTE THOMAS “SHAKE YOUR BODY”


 …ええ、12インチを探し当てる根性がありませんよ。このLP2枚組に関しては後述、すると思います。

 ごく簡単なイントロダクションはこちら

 [ROUGH]というUKのレーベルからも出ていて、品番がTOUGH2という、もう絶対ふざけているとしか思えないバージョンもあります。[CHICAGO CONNECTION]のオリジナルも、UK盤もわりと高価です。

 ハウス・クラシックにしてガラージ・クラシック。ハウスを遡ろうとするとシカゴハウスが絶対出てきて、それからラリー・レヴァンが出てきます。ですので、ラリー・レヴァンがシカゴを拠点に活動していたような錯覚に、まずは陥ります。ちょい余談。

 シカゴハウスの古典の最高峰は、MARSHALL JEFFERSONの“MOVE YOUR BODY”だと断言し続けますが、このトラックにもハウスの全てが凝縮されています。

 これもまた余談ですが、私の中のハウス観には<BODY & SOUL>風味がすっぽりと抜け落ちています。

 女声がSHAKE,MOVE,GRORVE,JACK,MOVE,LIKE YOUR(MY) BODYしか言うてない。TR-707のビート、DX-7で奏でられるベースがワイルドにドライヴ。

 いわゆる「ジャッキンスタイル」はこのことを言うと思うのですが、ボイスサンプルを細かくチョップする終盤がマッド。シェシェシェシェシェイク、バデバデバデバデバディ。

 ディスコの延長線上にありながら、とんでもない鬼子っぷりです。

 このやっつけ感とチープさ、ハウスを高級にした奴ら全員もう一度正座で聴けばいいと思います。

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