2018年10月21日日曜日

平成を超ざっくり振り返っとく(何回かシリーズにしたいわ)

 Nスペで平成を振り返っていて、第1回目は野茂英雄さん。
 メジャーに行った時はまだ26才だったんですね。いやすげえ。40を手前にそのすごさに震えています。



 決断。個人的には決断を迫られる状況というのは自分にとって"不利"なもので、決断をしないようにことを進めていくことを目指しています。「AでもBでもいい。ダメならそっちはやめにして」みたいな感じで行くのが、まあ安心ですよね。そこ行くとキャリアを棒に振りかねない選択を決断するというのは本当にすごいです。

 さて、平成。僕の人生の中心をなしている時代です。
 小学生の頃に「バブル崩壊」という語を耳にして、まあいまだによくわかっていないのですが、「不動産価値が下落して売るに売れない」なんて報道をなんとなーく聞いていて「土地持ちざまあ」くらいに思っていたのですが、実際に歳を重ねると「土地持ちに勝るものなし」ということに気付かされることが多いこと多いこと。
 地面占拠しているだけで権力すごいですし。
 歴史SLGでも基本的には領地拡大していくしね。

 また平成時代は日本という国家自体が青年から次第に老人になっていった時代なのかなとも思います。しかしそれに人々の態度や考え方がついていっていない感じ。
 運動会の父兄参加競技で、全盛期のつもりで走り出したら全く足が出て来なくてすっ転ぶあの感じ。それが平成の大まかなイメージです。
 成熟しなければならない時だったのですが、それは果たせていないと思います。

 それから個々人の分断がかなり進行したな、というイメージ。
 テレビが一家に一台から各部屋に一台になったことからも明白なように、消費をより進めていく上で猛烈にドライブした個人主義という幻想が大いに肥大化したのがこの30年間だったように思います。
 僕の好きな音楽も共通の話題を作れなくなってしまいました。個々人が各々のPCでヘッドフォンをして外界の音を遮断しながら孤独に音楽を聴き漁る"一人ひとジャンル"の時代。音楽によって人々が集まるなんていうのは旧時代の幻影になってしまいました。

 SNSは人々を繋いだのでしょうか。SNSといえば何も持たずその場に行って飲んで喋るだけの人、というのがにわかに注目され始めています。新たな"まつろわぬ民"という感じかなと思っています。彼らの出現は、まあ、今の所「どっちもバカっぽいな」と見下しているところもあるのですが、一方で限界まで進んだ分断を是正する触媒のような気もしてます。

今日はそんなところでー。

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