第2回にして最終回になりそうなタイトルになりました。
今回、カミさんに家を選んでいただきました。僕からのお願いは「ピンとくるものがあったらぜひ選んで欲しい」でした。ほんとそれだけ。
勘だのカンだの予感だの、大切なことを決めるのに心細いことこの上ない代物に見えます。
カンで決めたなんて、根拠が薄弱に感じますがそんなことはありません。これまでの経験と知識が総動員されて、脳内の電気信号が最も最短距離を最速で走り抜け、思考よりも早く判断が訪れる。それが「カン」なのではないでしょうか。
いつもカンが働くわけではありません。自信がなければカンは作動しないとすれば、"ピンときた"ときというのは過去の経験を照らし合わせたり知識の中から類似や符合を見つけた「自信や根拠があるとき」なのかもしれません。思考より早いのでその根拠や自信が何かわからないのですが。
と考えるとカンも捨てたもんじゃないと思えてきます。だからチェック項目を照らし合わせる前に「あ、なんかわかんないけどこの家良いわ」とときめいたらその物件はキープ。
「そんな都合よくカンが働かない」という方はおそらく「悪い予感」を働かせるのが得意です。これも役立ちます。なんかしっくりこない、ってありますよね。それをさっさと諦めるのも大切です。
以前、アパートを探してる時に、資料を見ると実に魅力的な物件があって見に行きました。公園の木々が窓から眺められて絶対いい物件。駅からも近い。
実際見てやはりとてもいいロケーションだったのでウキウキして中に入ったのですが、入ったら全然気分が盛り上がらない。陰気。
まー実際に住まなかったのでそれが良い物件だったのかどうか知る由もないのですが、後悔は全くありません。たぶん選ばなくて正解だったと思います。
物件選びで勘が働く保証などありませんから、この記事自体成立しないおそれがありますが、それでも書きたかったのでここに失礼しました。いや、最後はカンですよ。初めてのことなんだし。
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