2019年2月19日火曜日

ブッチャーが引退したそう。

ブッチャーが引退したそうです。
呪術師ブッチャーさん78歳引退式典に感動と寂しさ

NHKのニュースでそのことを知り、報道の中の「社会が"悪役"を必要としている」というのが印象に残りました。

善と悪とのグラデーションが増えていくということ。映画監督の森達也さんが現実社会での善悪の二元化がむしろ進んでいるという発言もありました。SNSのどちらがより被害者になるかのポジション争いみたいな。被害者が善であるかどうかはわからないけれど加害者は原則悪だろう、という考え方。

そこにブッチャー。悪ではなく悪役。悪役の悪逆非道っぷりによって観ている人が自分は"善"側にいることに安心する。
確かにすごく大切な気がします。善と悪との間にある無数の「善でもあり悪でもある」事柄に気づかせてくれるのがヒールの存在意義かもしれません。

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