MILD day:20190529

あんまり面白くないブログを書いている自覚はあるのですが、閲覧数を見るとそのことをよりビビッドに感じます。



最近はモデルもライターもみんなフォロワがいないと仕事も貰えないんだとか。ということで数日前に話題になっていたNHKの記事が面白かったです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190522/k10011925201000.html

フォロワ数はパワー。デタラメでもパワーさえあれば浸透するのが現在です。これって結構怖いんですけど。検索上位の記事がデタラメだとは思わないですし。重ねて怖いのが自分が信頼できると思っていたメディアの情報源とか記事の根拠がネット、ということも大いにありえる点です。

こないだなんかの番組でダレノガレパイセンが「マスコミもネット信じるんだー」と仰っていて、膝をうった次第です。そうなのよ、情報を取り扱うプロにとってもネットってめちゃくちゃ有用なんですよ。なんだけど、そこで今起こっているのはフォロワパワーの綱引きというか足の引っ張り合いというか。

ちょっと前まで「マスメディアが報道しない"真実"を報じる」のがネットって雰囲気があった気がするんですけど、今となってはフェイクばっかっすからね。こんなに使い勝手が悪くなるとは思わなかった。

N先輩がオーストリアだかオーストラリアのディガー集団があえてネットにアップしないという話をしていて。安易なアーカイヴ化を拒絶してるという。でね、この感覚が結構重要な気がする。特にこれから先。
例えばスナック。ママがいる飲み屋のスナック。あれってグルメサイトで調べるのが難しいらしいです。ネット上ではないことになっているけど、確かにある。案外ママが可愛かったりするけどネットからは全く見えない。

ネットに載っていないことが"ない"と同じってなんか危険な気がするけど実際そうなりつつありますよね。だからみんなSNSのアカウントを持っている。実はアカウントを作成してサービスを楽しみたい、のではなくてアーカイヴに自分が入っていない危機感、存在していないことになってしまう恐怖に迫られてアカウント作成してるだけだったりして。だからみんなツイッターで怒りをぶちまけてるのかも。「ほんとはツイッターなんてしたくねえのにつぶやかせんなよ」!!!