2020年2月18日火曜日

ここ2日、鬱陶しい口調で日記を書いたんですが、これがなんとなくすんなりと書けて、良かったような驚きが勝るような、妙な感じです。いや、感じでやんすよ。

んでね、みたいな口語的な接続語が、案外書く時にもリズムを整えるんですよ、これが。整ってたんかな...

アンディ・ウェザオールが17日に亡くなったそうです。56歳。それが早すぎるのかどうかはわからないんですけど、今後彼の新作、そしてヴィジョンを楽しむことが出来ないってのは損失にほかならないです

2曲目でブースから引きずり降ろされたっていうエピソードがまたいいっすよね。そんな彼がイビサから持ち帰ったいわゆるバレアリック・スタイルがその後の音楽に与えた影響の計り知れなさったら。
リミックスとかで直接絡んでないレディオヘッドも今の姿になってなかったでしょうし、例えばPerfumeみたいなアクトも存在しなかったと思うんですよ。それくらい巨大な影響があったと思います。

僕、にわかファンなんで余り愛の籠ったメッセージを残せなさそうです。が、一応。

僕が彼に憧れるのは「オリジナリティある嗜好性」って言ったらいいかな。僕は音楽が好きなんですけど、「僕が好きな音楽」って、ほんと大したことがないんですよ。言葉は悪いけど薄っぺらい音楽好きは「自分の好きな音楽は自分で決める」って思い込んでいるけど、そう思い込んでる好きな音楽って、たいがいつまんないもんです。
だから僕は「どの音楽好きをフォローするか」というのが凡人の知恵だと思ってて。わかりやすく言うとどのDJをチェックするかってことなんすけど。

そんな中でウェザオールが紹介する音楽ってのがステキでしかも誰からも出てこない曲なんですよね。「自分が何を好きか」、この簡単なようで一筋縄ではいかない難題。これをまーかっこよく解決してるのがウェザオールなんです。

音楽との向き合い方、みたいなのが群を抜いていた。そんな気がしてます。誰の顔色も伺わないで、しかも誰しもが唸るようなかっこいい曲を好きになる。音楽好きならそこに憧れないでどうするってなもんですよ。史上最強クラスの音楽好き、それがウェザオールだったのかなと、ええ、まあ、もっと書きたいけど書いた分だけ軽薄になっていって切ないわ。

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