これに関しては政府は失敗していると思う。やれ不正の可能性だなんだと駄々をこねていつまで経ってもカネを払わない。いいかい、カネで解決できたんだよ。
さて、政府は失敗しているかというと微妙なところだ。人口当たりの死亡者数は他国と比較しても低いままで推移している。手探りながら最悪の事態は避けているということができる。補償の失敗とは別にこれは政府の舵取りはなかなか、と評価すべきなのかもしれない。また、国民の自粛への協力も無視できない。新宿の利用者数は1割程度になっているとか。だが、これも決して美談なんかじゃない。
都会での自粛は功を奏しているが一方で"緩み"も進行している。先週末は江ノ島が混雑、館山にはサーファーが集結したそうだ。次のフェーズは地方でのクラスター感染の本格化だろう。これは政府の失敗。首相がサージカルマスクに変えるだけで解決する("冗談じゃなかったんだ!")。
緊急事態宣言後、職場に出張でやってきたバカがいた。バカは今週の月曜に発熱したそうだ。「さすがにそれは教えてくれ」と文句を言ってしまった。当初の非常事態宣言は全国対象でなかったが、流石にこのタイミングで出張してくるのは非常識だと思っていた。僕が神経質すぎるのだろうか。ちょっとコロナパニックかしているのだろうか。
もう一度マスクを外し、主体的に、エアロゾルとともに、3つの「密」を回復しよう。それは対話と関係と物語を、つまり人間と社会を修復することを意味するだろう。しかし同時に忘れるべきでないことは、私たちはもはや親密さに基づいた対話や関係を、かつてのような自明性のもとで享受することはできないし、またそうすべきでもないということだ。CPの広がりは、思いのほか多くの人々が、接触回避を享受しそこに快適さを覚えているという事実すらも浮き彫りにするだろう。そうした人々が再び排除されてしまわないためにも、修復を進める手続きには十分な繊細さと配慮が求められなければならないそう。この騒ぎが終息した後、僕たちは再び"密"を再獲得しなければならないのだ。
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