息子が小学校だかどっかで『鬼滅の刃』を知ったようで、遅ればせながら読み始めた。カミさんも読んでる。
序盤、岩を斬る試練を与えられ、子供二人が出てくるところ。ああ、これは『遠野物語』だな、と。いや"100分de名著"からの孫引き的な知識だけど。
鬼という曖昧なものを題材にしていることからもわかるように生と死の境界線が少しぼんやりしてる。それが『遠野物語』を思い出させたんだと思う。
それと、鬼がやられた時に人として生きていた時の思い出が少し蘇る描写。まー鬼は自分が鬼になっていることを自覚してるっぽいけど、僕なんかが死ぬ時に「俺は鬼だったか」なんて気付かされそうで、そう思うとちょっと怖い。
今んとこそんな感じ。サクサク進むストーリーがテンポ良くていい。最初の修行のシーンなんか読んでる時点で「はしょってんなー」と感心したくらい(普通こういうのはあとで思いつく)。
そのへんナウいっす。
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