2022年7月21日木曜日

 世界が私のテキストを待っている──  とか妄想して無理くりタイプしている。

 食料自給率にかんして。農業に対する欧米の所得保証が手厚い。米26.4%、仏90.2%、日本15.6%。助成金漬けと揶揄される農業だが、世界各地も似たようなもんだ。フランスなんて所得の殆どが補助金。

 出典は篠原信さん。助成金ありきで成長する気がない、みたいなことを言われるが、安定的に食料を調達するには行政で強力にコントロールする必要がある、ということだ。

 あわせて注目したいのは他産業が農業を支えているという点。他産業に従事している人の支払う税金が農業助成に回っている。そしてそれはコンセンサスを得ている。農業を産業と捉える、つまり利潤を追求する産業だと考えるとたぶん躓く。むしろ農業は第0次産業なのではないか。産業の基礎になっている亜産業というか。すんげー悪口みたいだ笑

 私、けっこう衝撃を受けているのだ。私も常識人なので農業も助成なしでやっていくべきだと漠然とと考えていた。助成なしで利益が出て健康的に営業できるように。しかしそもそも農業は利益が出せない。むしろ利益を出そうとするとおそらく餓死者が出る。大量に。

昔見た長文ツイートに農業を商売にしてはいけないというのがあった。農業というか食料の生産かな。ああ、記憶が曖昧すぎて辛い。アメリカで商売化したら食糧危機になりそうだった?みたいな...。

まとにかく、農業(食料生産)は商売に向いてない傾向をはらんでいるということだ。儲けるのも大切だが、それなりの価格で行き渡らせるという役割もあって、それを疎かにすると他産業(というか市民の生存)に影響を及ぼしてしまう。

 いっぽうで第一次産業を完全に廃止するという可能性も考える。完全に輸入に依存することは可能なのだろうか。可能であれば国民は儲かる仕事が出来る。そういやGDPが高いルクセンブルクはきっと農業なんて滅亡しているだろう、と思って検索したがたぶん普通に農業やってるし助成金もある。GDPを牽引しているような人々が農業を支えている構図だ。

若干話が逸れたが安定的に食料が購入できるなら全て輸入で良い。国内の農業はそれこそ利益を追求する。もしくは文化保護の観点から持続させる。農家は歌舞伎などの伝統芸能と同じになる(なんないか)。

食料を自給出来ないと足元を見られてしまうだろうか。言い値で買わされてしまうかもしれない。また此度のウクライナ戦争でグローバルサプライチェーンの脆弱性が明らかになった。食料調達のアウトソーシング化はリスクが高いかもしれない。


今日はここまで

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