2023年1月12日木曜日

 夜の雑文

 リミナルスペースへの興味は郷愁と寂寥とが消費の対象になったことへの興味かもしれません。これは何も私の考えでなく、前回引用したリミナルスペースの記事の筆者が別で書いたベリアルの記事にそのことが書かれています。

 私たちは何を消費したか、或いは何にカネを使ったかで自己が規定されます。私とはなにか、という問は私は何にカネを落とすのかとイコールです。

 カネの使い道によって私はクールかワックなのかが規定されます。環境に配慮した企業の製品を買うのがクールなわけですよ。

 孤独や違和感やノスタルジアの消費がクールになった...。それだけ空虚な空間や精神が大量に生産されるようになったといえるかもしれませんね。

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