最近、上手いラップを聴くと快く感じます。特にFORK(ICEBAHN)。即興なのがにわかに信じ難いほど滑らかに韻を踏みます。FORKはまた声自体がかっこいいです。そして聞き取れる言葉が多い。
低く滑らかな声は聞いていて心地よいものです。自分はどうだろうかと少し気にしてみると声が高くなる場面が多いことがわかりました。例えば業務中に具体的な数字を把握できてなかったり、ミスを報告しなければならないときに「声が上ずる」状態になります。
高い声は優しい印象を与えるようです。これ、優しいというよりは「少し弱いぞ」という表現なんじゃなかろうかと思いますな。私はか弱いよというアピールをすることで相手の警戒心を解くのではないでしょうか。それから高い声は遠くに聞こえやすいというの機能もあります(たぶん)。
少し我慢して意識的に高い声を出さないようにしてみます。お腹に力を入れるイメージです。やってみて少し驚いたのですが声の出し方を変えようとすると話す単語も変わってきます。ということはつまり話す内容も変化してくるはずなんですよね。白は黒になるような劇的な変化ではないですが、小吉が中吉になるくらいはあると思います。
これはちょっと発見でした。運命変わりまっせこれは。私の場合。ちょっとこれから来季の生産を大幅に減らすべきアイテムがあるんですよ(割と実話)。なんならゼロにしてもいいくらい。私は「来季は生産数を見直した方がいいんじゃないかなぁ、とは思うんですよねぇ...」と言うんですね。たぶん。上ずった声を最も間近に聞いているのは自分自身ですから、その声で自分自身の自信がなくなるという。
これを腹に力を入れて「来季はやめましょう」と低く滑らかな声で言ったとしたら、おそらく結果が変わってくると思います。
いや責任感が芽生えちゃうなこれ。
か細い声で自分が不安になると書きましたが、聞いている相手ももちろん不安になります。内容がどうこうというより「この声(声色)に従いたくねえな、賭けたくないな」という気持ちになります。逆もまた然り。低く滑らかな声に自分の選択が後押しされる可能性は大いにあります。
長々だらだら書いてしまいましたが「声の出し方を変えると話す内容に影響が出る」、今日はこれだけ覚えて帰ってください。そして必ず相手のリアクションも変わる。これは人生にも影響しますぞ。
※全然関係ないけど誤変換で「従いたく」と「舌が痛く」で韻が踏めることを発見しましたよ。
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