そしてアメリカが狂気に走る。
ドナルド・トランプが再度合衆国大統領の座に着くことが確実になりました。
アメリカはこの事態に耐えられるでしょうか。俺はかねがね陰謀論は米国人の現実逃避であると述べてまいりました。
どういうことか。米国人はトランプを首領に据えることに我慢ができない。しかし現実はトランプがその座にいます。世界がイメージするアメリカはカマラ・ハリスを大統領するはずです。女性で、若く、白人でない。彼女が夢想のアメリカにふさわしい大統領でした。しかし実際は金髪の面の皮が厚い老人が君臨しています。結果が物語ります。米国人が要請しているのはトランプなのだと。
理想と現実のギャップを埋めるの陰謀論でした。大統領になるはずのないトランプは、実は児童売買を食い止めるヒーローなのです。こうすることで受け入れられない事実がコーティングされました。
しかし問題はより深刻になっています。トランプが落選したことで米国人は新たな矛盾に直面したからです。つまりヒーローを引きずり下ろしてしまう自分たちを正当化する必要が出てきてしまいました。そこで選挙に不正があった、その黒幕はディープステイトだと。
トランプ落選によって陰謀論はさらに補強されていきました。そしてトランプの再選。ディープステイトはどこに行ってしまったのか。
イデアを夢想する米国人は新たな陰謀論を創出する必要に迫られます。いやさらに狂う必要が出てきたのです。
例えばフランスでル・ペンは勝たないんです。それがフランスの狂気のバランス。アメリカは一線を超えているんです。話をさらに散らかすとトランプを引きずり下ろすのに老人バイデンを呼び起こさなければならなかったのも米国の憂鬱だったと思います。JFK!40代!にならなかったという、もうひとつの「受け入れらない現実」。
ええ感じに書き散らかしてしまいました。トランプもアラハチ(じき80歳)、いつガタが来てもおかしくないんですよ。その時米国人と世界はどうリアクションをとるのでしょう。
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