近頃は誰しもすなるリエディットなるを…、ということで2010年にリリースされたリエディットEPです。レーベル名の[SPACE TRUCKIN']が、DEEP PURPLEの曲、というよりハーヴィー・クラシック(なのかな)から採られている通り、カルトでハードロックマナーなディスコ・トラックをチョイスした代物です。
COKO KARINAなる人物によるプロジェクト、STRANGERS FROM PLNET VENUS(SFPV)が仕掛人。UKエレクトリック・ブギーの顔役GREG WILSONも絡んでいるようです。どういったかたちかはわかりませんが。
元ネタはこちら。
A1.MINICH MACHINE “SPACE WARRIOR”
A2.JIMMY CASTOR “ISH NEE SAN”
B1.4M INTERNATIONAL “SPACE OPERATOR”
B2.SUPERMAX “DANCE DANCE”
とかなんとか偉そうに書いておりますが、皆レコードショップの引用ですよ〜。この辺は常識なんですかね。怖いぜ。
テクニークさんで試聴
A1は御大・GIORGIO MORODERのプロジェクト。プレ・アシッドなベースとシンセのアルペジオからのハードに鳴くギターでガッツポーズ。随所にトビのSEが差し込まれています。PRINS THOMASがMAJOR SWELLING(スペルうろ覚え)で同じネタを採用しておりました。
A2は日本語の「いち・にー・さん…」のコーラスがFRANK CHICKENSをかけたときと同じ効果をもたらす(?)ややのろいエレクトリック・ブギー。 軽妙なピアノリフとラッパで展開がほぼなく進みます。後半にやはりギターが唸りを上げるわけで。
B1こちらは1982年リリースのイタロディスコ。クラシック。ぽこぽこ鳴るパーカッションとエフェクトのかかったナレーションとシンセ、と惜しげのないSEがスペース感たっぷり。ミッドチューン。
B2はロッキンディスコ! かっこええです。DANIELLE BALDELLI、DJ HARVEYがプレイと言われれば皆「やっぱね」と思う代物です。1977年産ドイツ産カルトディスコなのだそうです。ずしんとくるバスドラとカッティングギター、中盤以降はびしびしとギターソロが入ります。この辺の音はPSYCHEMAGIKにまんま受け継がれております。
リエディットに関してはもう流石に出そろった感はありまして、買い始めた頃のようにあれもこれも食指が働いて困るという状態からは若干抜け出たものの、こういったグルーヴィだったりスワンプだったりする、ねっとりやかましいギターの音色を爆音で聞くというのは、やはり楽しいものがあります。
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