2012年10月16日火曜日

HOLY FUCK “LOVELY ALLEN”


 微妙ーなラインで忙殺ムード。などというと実際に忙殺を実感されている方にひっぱたかれてしまうが、レコードを聴いて、感情を移入して、それを文字にするのがどんどん億劫になっている。

 本当は惰眠を貪っているし、くっだらないサイトを巡回していたり、酒をあおっているのだけれど、何も書きたくないのもまた本当だ。あらゆるアウトプットの回路がゴミがたまって詰まっている感じだ。

 インプットの回路もまた澱が積もっている。感覚が鈍麻しているのが自分でもわかる。様々なものをシャットアウトしてしまいたい衝動にかられながら、駄文を連ねることに努める。

 こういうときは慣れ親しんだ、そして明るいアンセミックな曲を。

 どうしてこうなったのか、なバンド名のHOLY FUCKの2008年のシングルです。リリースは[YOUNG TURKS]、THE XXのリリースなどでもおなじみのレーベルです。インディダンスがチルウェイヴへと向かう橋渡しをしたレーベルだったと思います。

 ぼくが持っているのは7インチですが、12インチでもリリースされているみたいですね。

 朝の日差しを思わせる麗しいストリングスから、主張しがちなデカい音のドラムでグイグイ押す爆発力を持ったナンバー。曲が進むにつれ否が応にもテンションが上がります。展開そのものはシンプルですが、メロディとドラムの勝利。

 しぶいトラックではめて、中盤でどかん!と仕込みたいです。
 今はもうすっかりおじさんになってしまったし、音楽にそういうことを求めてはいけないと思っているのですが(それは機能を求めすぎる、音楽への冒涜とさえ思う)、このメロディに救われるというのも悪い話ではない気がします。

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