2013年10月21日月曜日

MUSHROOM PROJECT 『UNDERGRASS』

interview with Tiny Mix Tapes - 文化のシフト、音楽メディアの変化 | ele-king

ぼくはやはりどこかで音楽に付いて語らうことに憧れているのでこうした記事を読むととてもわくわくし、勇気づけられ、羨ましく感じる。

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マッシュルーム、ということでなめこさんにご出演頂きました。


イタリアのGIORGIO GIRIとMARCO LENTANOの二人からなるユニット、MUSHROOM PROJECTのファーストアルバム。リリースは[LENG]。
[LENG]はPAUL MURPHY主宰[CLAREMONT 56]から派生したレーベルです。ぶっちゃけレーベルの動向を具(つぶさ)に追っているわけではありませんが、PSYCHEMAGIKのミックス&コンピレーションシリーズをリリースしており、現行バレアリックサウンドのイメージボードであることは言を俟たないでしょう。

なんでもIDJUT BOYSにインスパイアされたとのことで、それもなるほどとと頷くことが出来る仕上がり。ブルージーなサイケロック、アフロビートを取り込んだレイジーで、ダルで、ルードなミッドテンポのダンストラック集。不良ですよこれは。

時間と空間を贅沢に使っているという印象を受けます。聴覚からその他の感覚へ緩やかに刺激が移行していく、「音が体に浸透していく」感覚。純粋な意味でのサイケデリックミュージックで、その機能する様はエレガントですらあります。長尺である必然性も十分に感じることが出来るでしょう。ノイジーであったり、いたずらにエキセントリックであったりということはない丁寧な仕事ぶりが素晴らしいです。いいトリップが味わえます。


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