2014年1月21日火曜日

名文に触れておく。なぜなら書くネタがないから。

ブログを書かないと!と思うと途端に書けなくなります。


LINDSTROM"CALL ME ANYTIME"のARIEL PINK'S HAUNTED GRAFFITIによるリミックス12"を久しぶりに引っ張り出して、B面はONEOHTRIX POINT NEVER、MARK MCGUIREという、現在のオルタナティヴミュージックの需要人物が揃っていまして内容もふむふむと思うわけですが、なぜか書くにいたりません。
これ、前フリを一度していたのですが、今回もなぜだか書けないでいます。
とりあえず試聴をば。

ということでこんなときは名作の写経で茶を濁すことにしました。
洪 自誠『菜根譚』(岩波文庫)


・二

渉世浅 點染亦浅
歴事深 機械亦深
故君子與其練達 不若朴魯
與其曲謹 不若疎狂

世を渉ること浅ければ、点染(テンセン)もまた浅し。
事を歴(フ)ること深ければ、機械もまた深し。
故に君子は、その練達ならんよりは、朴魯なるに若(シ)かず。
その曲謹ならんよりは、疎狂(ソキョウ)なるに若かず。

・処世の経験がまだ浅いと、世俗の悪習に染まることもまた浅いが、経験が深くなるにつれて、世の中のからくりに通じることもまた深くなる。それ故に君子たる者は、世事に練達になるよりは、むしろ飾り気がなく気が利かない方がよい。そして礼節の末にこだわりていねいすぎるよりは、むしろ粗略で志のある方がよい。

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