2014年2月11日火曜日

ANASTENARIA『MUSIC OF THE FIREWALKERS』


 日本のヤクザ映画のサントラをコンパイルしたりアフリカのゲットービート"シャンガーン"を紹介したり、SHACKLETONがらみのリリースをしたり、の筋金入りの変態レーベル&レコードショップ[HONEST JON'S]が配給する新レーベル[KEMAL]の第1弾です。

 [HONEST JON'S]の我が道を突っ走るチョイスとセンスに心酔する身としては見逃せません。
 内容はギリシャ正教に伝わる火渡りの儀式のフィールドレコーディングとリミックス(!)という、やはり珍味心をわしゃわしゃとくすぐってくれる内容です。しかもリミキサーはPETE SWANSONとVATICAN SHADOWのお二方。なんとなくギリシャ正教的罰(バチ)が当たりそうなラインナップです。

●√:試聴

 ヴァイオイリン、フィドルの音色とシンプルな太鼓。人々の声、トラックの音(?)。朴訥とした、それでいてトランス感も漂う独特の味わい。荘厳な雰囲気というのはあまり感じないのですが、トリップ感、、いや違う、日常化から数センチずれた異世界にゆるゆるふらふら迷い込んで行くような快感。

 リミックスはどヘヴィなインダストリアルリミックスのPS、ノイズブリブリのVSということで通常運転です。PSは特に、最近のオリジナルよりも焦点が定まっているような感じでドスの効き方も堂に入っています。
 PSのリミックスを聴く限り、45回転かと思われます。オリジナル収録のディスクが33回転、リミックスのディスクが45回転かと。いや、VSの方は33回転かも。いやこれもうわかんないですね。ふと、オリジナルの方を45回転にすると、いけなくもない。途中に入っている人の声で回転数の見当がつくけど、それがなかったら45回転で聴いていたかもしれません。

もうちょい聞き込んでみますわ。

因みにレーベル第2弾がTHIS HEATのCHARLES HAYWARD(リイシュー)。このチョイスがもう最高です。
これも気になるな〜。

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