2014年4月2日水曜日

「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述が思いの外、達者だった。

「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1
「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2

 言いたいことが伝わる、と書こうとして「これが言いたいことだったのか」ということにふと気付いてキーボードを叩く指が止まりました。

・ここからは完全に冗談で申し上げますが、自分としては「黒子のバスケ」というコンテンツに対する殺人未遂が、自分に最も相応しい罪ではないかと思います。またマンガ、アニメ、ゲームにおける表現規制推進の根拠に「キャラクターの人権」を挙げる論者もいますから、「黒子のバスケ」の全キャラクターを代表して主人公の黒子テツヤに対する殺人未遂を適用というのもコールドジャップもといクールジャパン政策を推進している日本らしくて面白いかなと思います。確かに自分は黒子テツヤの人権を侵害したと思います。冗談はさておき、明け透けに申し上げますと「こんなキモい奴は死刑でいいじゃないですか!」という気持ちです。
・自分のように人間関係も社会的地位もなく、失うものが何もないから罪を犯すことに心理的抵抗のない人間を「無敵の人」とネットスラングでは表現します。これからの日本社会はこの「無敵の人」が増えこそすれ減りはしません。日本社会はこの「無敵の人」とどう向き合うべきかを真剣に考えるべきです。また「無敵の人」の犯罪者に対する効果的な処罰方法を刑事司法行政は真剣に考えるべきです。

 非常に整った文章で、それなりに長いもののとても読みやすかったです。上記のようなユーモアや"無敵の人"に関する意見などは深く納得しました。言いたいことだったかは別として伝えたいことははっきりと伝わってきます。僕は現在伝えたいことを伝えられていないと思うことが多く、この点は大いに感心しました。


 僕は渡邊に比べたら随分とイージーモードで人生をやっています。それなりの努力の結果だ、などと言えるような努力もしていません。が、それでも所謂"無敵の人"へは少し思うところがありました。正直自分がそうなる可能性が、わりと高いということです。
 その結果頭に浮かんだのが「グローバリゼーションというが実際のところ東京ローカル化じゃん」というものです。たぶん、読んでくださった方には何のことかと思われる向きの方が多いと思いますが、僕には無敵の人と東京ローカル化は連なっています。ああまた伝わらない文章を書いてしまいました。

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