2014年5月15日木曜日

気になった記事について。コーヒーブレイク的な。

 自宅近くの自販機で買ったダイドーブレンドブラックが旨かったです。最近までホットを飲んでいて、アイスに切り替えたら缶臭さが感じにくくなったのがその理由ではあると思いますが、自分で淹れたコーヒーより旨いという。しかも僕は自宅で豆挽いてるんですよ
 涙目でキーボードを叩いています。
今日はコーヒーブレイクっつうことで。


NewYork Times 「日本の平和憲法」

(内田樹の研究室)http://blog.tatsuru.com/

安倍晋三が進める憲法解釈について米の新聞が描いた記事に付いてのブログです。憲法を改正するには両院での三分の二以上の賛成と国民投票での過半数の賛成を必要としていいます。そのハードルはとても高いです。
 だったら憲法は変えずに解釈の仕方を変えてしまおう。と、考えたのが今回の安倍ちゃんです。時の政府が恣意的に法律を濫用しないのが憲法の役割のはずなので、暴挙ではあります。


アメリカの知識階級から日本は「自ら進んで成熟した民主主義を捨てて、開発独裁国にカテゴリー変更しようとしている歴史上最初の国」とみなされつつあることは記憶しておいた方がいいだろう。

半分あきらめて生きる

(内田樹の研究室)http://blog.tatsuru.com/

「システムが順調に機能しているときは羽振りがよいが、カオスには対応できない」という無能の様態を選ぶか、「破局的状況で生き延びる力はあるが、システムが順調に機能しているときはぱっとしない」という無能の様態を選ぶかの二者択一をなすということである。どちらかを取れば、どちらかを諦めなければならない。

 以前書いた『諦める力』にも似た内容のことが書かれていました。人生の選択肢はいくつもあるけれど、同時にいくつも選ぶことは出来ません。選べる道はひとつだけです。

 今、"スマートな人"は資産を海外に持ち出し、子どもたちに英語を習得させて、海外の学校に通わせています。そう言う人たちは日本のシステム、政体が崩壊した時に新しい社会を創建するというめんどい仕事を引き受けることはしません。その能力は今のシステム上で出来る限り利益を享受するためのみに駆使されています。

 いっぽうシステムが崩壊する兆しがあらわれたとき、そこに踏みとどまって生き延びるのはそうではない人たち、"スマートな人"にはなれなかった人たちの中から現れます。

 わりと好意的に読みましたが、けっこうヒドいというか、むちゃくちゃなことを書いているような気もします。読み誤れば落伍者のガス抜きにしか見えないかもしれません。
 おそらく今ぼぉーっとしているような子、なんとなくこの先もぼぉーっとして過ごしそうな子もいるが、彼らがいつ必要になるかなんて誰にもわからないから大切に育てようということなんだと思います。
 ということで最後の詩的な表現を引用しておきます。むしろ自分ももうちょっとぼぉーっとしていてもいいんじゃないかという気にすらなりました。みんなにももっとぼぉーっとしてほしいものです。
「これを勉強するといいことがある」というタイプの利益誘導にさっぱり反応せず、「グローバル人材育成」戦略にも乗らず、「英語ができる日本人」にもなりたがる様子もなく、遠い眼をして物思いに耽っている。彼らはたしかに何かを「あきらめている」のだが、それは地平線の遠くに「どんなことがあっても、あきらめてはいけないもの」を望見しているからである。たぶんそうだと思う。

ファッション関係者必読! ブランドビジネス5つの新ルール(GQ JAPAN)http://gqjapan.jp/

×が「ビジネススクールで教えられるゴールデンルール」で◎が<SATURDAYS SURF NYC>が実践した「新ビジネスルール」です。

×「フィジカルなんて古い。オンラインこそ命」
◎「実店舗でこそ、ブランドとの絆は生まれる」

×「機が熟すまでスタートを急がない」
◎「チャンスは突然やってくる」

×「売って、売って、売りまくる」
◎「売り上げよりもストーリーを」

×「できるだけ早くビジネスを成長させるべし」
◎「ブランドは時間をかけて育むもの」

×「ガムシャラに働けば報われる」
◎「人生を謳歌してこその仕事」

 ちょっと前に教育テレビでウェブ集客のセミナーの仕事ぶりを見たのだけれど、虚業にしか見えませんでした。僻んでいるだけですが、それこそ資産を海外に移しているトレーダーとか、何も生み出していないのに利益だけを貪っているようにしか見えません。自分の成功が誰かの助けになるということがなさそうです。

 と、つい話が逸れましたがビジネススクールで教えられるルールは破ってナンボでしょう。ほんとに成功することをビジネススクールが教えるか、ということは疑っても良いです。

 バイヤーにTシャツはあるか?と問われて「あるよー」と答えてからTシャツを作るなんて素晴らしいったらありません。これは自分たちの才能のみならずそういう時にサポートしてくれる人が必要だったはずです。人との繋がり、SNSのフレンド数自慢ではない、があってこその成功でしょう。

 それから、自分なりの成功を描いていたんだろうなということが何となく伝わってきます。全くオリジナルの成功像を描くというのはおそらく徒労に過ぎないでしょうけれど、具体的な成功像を描いているとスクールの詐欺に引っ掛からなくてすみそうです。『諦める力』でも似たようなことが書いてありました。

 自分の好きなことを時間をかけて育み、人生を謳歌するツールにすることを目指そうと思いました。ええ、ほんとに。

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