2015年2月20日金曜日

雑メモ:曽野綾子さんのこと

走り書きでリンクも貼っていません。なんかすみません。

以下本文

曽野綾子さんが書いた記事が人種差別的だと非難されている。

これに対し曽野さんは差別ではない区別だ等々回答している。言外に「私を陥れるようなミスリードをする連中がいる」ことを主張している。

僕は曽野さんは当初の記事の、文字通りのことを思って書いたのだと思う。端的に言えば"悪意のない差別"だ。おそらく土人を差別することへの後ろめたさがそもそも備わっていない。
その後否定的な意見が多いことに驚き意見をすり替えたのだろう。でなければ差別ではなく区別だなどと幼稚なことを言わないだろう(まるでイジメでないイジリだという中学生のようだ)

で、僕はこの記事は「いい線いってる」と思う。日本人の移民への不安を的確に捉えていると思う。曽野はレイシストだとリツイートしている人に素の状態で件の記事を読ませた場合、それなりに賛同を得られるはずだ。
内心の賛同とジンシュサベツの響きが持つ大罪感のギャップが今回の炎上の主要な燃料になっている。つまり、その記事に賛同する意思を抑えつけるために声高に反対を叫んでいる。それには多少の無理があり、その軋轢/摩擦が曽野への攻撃に繋がっているように思う。

人種差別は罪であるという意識と迷惑な隣人は困るというごく普通の市民感覚。移民の受け入れはこの二つがぶつかり合う可能性がある。
ぶっちゃけてしまえば移民の受け入れをしなければなんの問題もないがどうやらそうも言っていられないらしい(不思議なことにこの点では曽野と意見が同じになる)。
移民を差別することなく受け入れようという建前と出来れば近くに来て欲しくないという本音が擦れあっている。

彼女の書いた記事に強い嫌悪感を覚えた人ほど移民への不安が強いと思っておいたほうがいいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿