2017年4月9日日曜日

PRINS THOMAS 『COSMONOVA IV』


"Selected And Compiled By Prins Thomas In Oslo 2010 -"
日本のレーベルからリリースされたこともありdiscogsに掲載されていない傑作ミックスでごじゃいます。世界、ほんと損してますよ。

[ESKIMO]からリリースされた『COSMOGALACTIC PRISM』の系譜の連なる、ディスコから発展してリスニングへ到達した湯加減極楽サウンドスケープですね。

で、リンク貼ってるのは収録曲。パット・メセニー"IT'S FOR YOU"。まぁまぁマニアックなリリースだったせいか商品リンクがなかったんです。曲のクレジットがないので「聞き覚えがあるけどこれなんだっけ!? 」いうのがちらほら。パット・メセニーの曲もshazamでやっとわかりました。
この前の曲(アルバム7曲目)もめちゃくちゃいいんですけどわからずじまい。ハルモニアとかその辺だと思うんですが、この破綻なく整ってる感じは現行ものか、など答えが出ないでいます。
ラストのリヒャルト・シュナイダーJr "HELLO BEACH GIRL"は収録アルバムが再発されてましたね。

彼のプレイをナマで体験すると、やっぱピークタイムはそれなりにガッツンガッツンしてます。BPMで言えば130くらいの。午前四時を過ぎてようやく踊れるスピードになってきたわい、というジジイ体験。
まぁ、それもいいんだけど僕がプリンス・トーマスに期待するのはこのユルさなわけです。八王子で見た時はリスニングセットでとても良かったです。

プリンス・トーマスはダンスからはみ出た時に最高の魅力を発揮します(断言)。このアルバムのようなテンションの時にはほんといい仕事をしています。
ちなみにダンサブルなミックスの時は、案外東南アジアでいいプレイしてます。

チルアウトではなくリラックス。セックスよりかは入浴の快感。開放感とカルト感。バレアリックとは何ぞ?という問いに対する最高の回答のひとつと言えるでしょう。若干プレミア付いてるし安っぽいペーパースリーブですが見つけたらぜひ入手を!

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