2017年12月25日月曜日

試聴のこと。

今、ちょっと気になってるアルバムがあります。何年か前に出た再発ものなのですが今になって買おうかなと迷っています。もう音源は買わないぞと決めたものの、決めた途端に欲しいものが湧いてくるものです。

それで不思議なことに試聴をしたくないのです。期待外れなのが怖いのかもしれません。なんなんでしょう。買って失敗したいとか?なんせ散財が趣味だからその可能性は充分にありますな…。

今となっては想像するのも難しいのですが、かつてはレコードやCDを持っていないと聞くことができませんでした。アルバムの名前を知っていても音に触れることが出来ない。

ネットで試聴ができるようになっても環境が未整備だったころは数分待ってやっとこさ少しだけ聞くことが出来ました。それでも熱心に試聴していたことが思い出されます。

環境が充分に整備されたら音楽はむしろ消費物になってしまった。少なくとも僕にとっては。聞けないから夢中になるのであって、そのミステリアスなベールが剥がされたらなんだか白けてしまった。

けれど今更視聴を全くさせないというのも随分チャレンジングです。ハーヴィーのミックスならそれでもいいけど、視聴できなかったら「ケチくせえアーティストだな」と思うでしょう。やはり引き返せない楔が打たれたんだと思います。YouTubeによって(サンクラじゃないんだよなー)。

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