田中宗一郎と宇野維正が語る2017〜2018年の洋楽シーン後編
眠れぬ夜長に楽しく読もうと思ったら、出てくる曲を一つも知らなくて最後まで読めませんでした。辛い(笑)
タナソーさんの音楽とその背景を包含した語り口ってのは魅力的で、それは曲を知らなくても伝わってきます。宇野さんも面白いんだろうけどSNOOZERっ子としましてはタナソーさんに肩入れ。
きっと面白いことを言っているんだろうなというのが伝わってくるぶん読むのが辛いですね。僕はかつて今の音楽を聴いていない人はリスナーとしての社会的価値はないと言ったことがあるんですが、自身が社会的価値を失っていました。今の僕は音楽を聴く人間としてはつまらない、ということです(ほかの方面で価値があると良いのですが…)。
しかしホント、一つもわからなかった。だから逆ギレで「こういうのを聴かないといけないの!? なんかつまんなそうなんだけど」と思ってしまいました。たぶんつまんないのは僕の方なんですけど。それを証拠に僕が好きな音楽の特集やインタビューは全然見つかりません。記事にする価値が低いということです。
やっぱケンドリック・ラマー聴かないとダメだな。
(以下も愚痴)なんだろう、スポッティファイとかに興味が沸かない感じは。そこから感動が得られる予感がしないっつうのかな。SNSの僕のタイムラインを通過していく大量の提言に似ていそうな気がするんです。最近だと裁量労働制にかんする提言とか、いいこと言っているんだけど書いている人はそれを実行する主体でないし主体に働きかけるでもない(たぶん)。ただただ美しい、隙のない提言が垂れ流しになっています。充実した音楽ストリーミングサービスもそれに近いんじゃないかな。刺激的かもしれない音楽がしかしただ垂れ流しになっている。
でもまぁいいか。
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