2018年7月4日水曜日



インターネットは失敗したんじゃないか、という指摘がヨーロッパで沸き起こってるというお話がありました。うん。そう感じるのって、わかりますよ。思った以上に窮屈さを感じるし、正義が乱立してるし、「怒るネタを探しにネットを徘徊」してる人も多いと思います。あと、議論が案外捗りません。狭量っつうのかな、みんなが一人一人ちっちゃい島にいて、そこから他の島に石投げつけてるような。

それと、東冬さんが「大事なものをネットに置きすぎてる」みたいなことをおっしゃられていて、なるほどと思いました。先日に高名な(?)ブロガーが殺害されたことを受けての発言です。過渡期的で信用なんねぇインターネットに、気が付くと自分自身の人格や価値観を無防備に預けてしまっている。丸ごと預けられたらけっこう楽チンな気もしますけどね。

インターネットは自由で公平で公共性があってほしくて、何か新たな試み(例えばSNSとか)が始まったときにはそれらが実現しそうになる気がするけどあっという間にその夢は汚されてしまいます。記事中にもありますが、テロリストしか得してないです。
あと食べログとか、本来は集合知!って感じで素晴らしいサービスだったはずなのにカネが絡んでむしろわかりづくなってしまったり、今までだったら隠蔽されていた事実にアクセス出来ると思ったらフェイクばっかになるし...

さらに表現がインターネットライクになっていってるのも若干気になります。ツイッター文法って、たぶんありますよね。表現のテンプレ化が著しいと現実がそれに合わせてられてしまいそうで心配です。

とはいえSNSはホント素晴らしいと思います(唐突)。Twitterでとりあえず知己が生きていることを伺えますし。なんなら風邪ひいたとかまでわかるし。これけっこうすごいことだと思うんですよね。移動距離や時間を極端に短縮するのでグローバルな感じしますけど、実際はこれからのキーワード「より近く/よりゆっくりと/より寛容に」を実現させるのにむしろ重要なツールだと予感しています。

あとはインターネットにのらない事物とは一体何かということ。これも最近すごく大切な気がしています。

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