2019年7月18日木曜日

京都の火災

33人の死亡を確認、放火事件で平成以降最悪 京アニ火災、現場には刃物 男「死ね」と叫ぶ


うーん、僕程度の人間がこの話題に触れるべきではないと思っています。ただ、ツイッターのタイムラインの占拠率がものすごいです。かつてない。

保守もリベラルも皆一様に動揺して悲しんでいます。もしかしたら今後、サブカル史のターニングポイントになる事件かもしれません。

で、この事件に関して思ったのは「"黙祷"という言葉を知っている人があと30万人くらいいればな」でした。賢しげに流言(?)、デマを諌めるツイートとかね、悲しい事件をやすやすと語るべきではないですね。と言いながら僕もまさに今タイプしてしまっているのですが。

すぐさま反応する必要はないんです。よく調べて、納得して、それからで十分間に合います。そうしなければならない。

で、140字程度で語ろうと思わないこと。連投すればいい、ってわけじゃないですよ。こういう事件は絶対に多角的な論点があるし、複雑なんです。複雑なものを140字にまとめられるわけがない。こういう事件なのかもしれない、と書きながら次の段落で自ら否定する「いや、"こういう"という見方は少し偏っているかもしれない」。次の段落「しかし悪は確実に存在し」、「悪と断定すること自体が悪なのではないか」そういう煩悶を繰り返しながら、なかなか結論にたどり着けないような文章を苦しんで書く。それがこういった事件への"祈り"になるんだと思います。

本来アニメファンってのは理屈っぽいんです。それは正しいし、理屈を重ねて時に自縄自縛に陥ることさえ厭わないのがあるべきアニメファンの姿です。ピースを集めて考察を重ねる。今出ているツイートは皆的外れなんだから焦って追従すべきではありません。

だから、落ち着いて。なんなら今日はもうネットも見ないで寝て。そして何度も何度も事件について書いて、書いてはデリートして、また書いて、削って。

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