2019年9月16日月曜日

自分らしくなく

スーパーで買い物してたら「自分らしく生きよう」とかいった歌詞の曲が流れていた。この種の歌詞は今の日本の流行歌にはありふれている(たぶん60年代フォーク由来で80年代に広がった)。いわば現代の体制的なスローガンである。今むしろラディカルなのは「自分らしくない生き方をする」ことだと思う

多分に言葉遊びも含んでいるんでしょうけど、含蓄もあります。
「自分らしくありたいけど、そうではないので苦しい」って、普遍的な悩みだと思います。やりたくないことなんてやりたくないですもんね。
このツイートで面白いのは"苦しい"のは自分らしくないから、ではなくて自分らしさという考え方にあるんじゃない?と考えさせるところにあります。

「自分らしい生き方」というのはアリだとしたら、「自分が考えてる"自分らしさ"が間違ってる可能性ない?」と考えることもできます。

メタな視点というのでしょうか。苦しさの原因がそもそものスタート地点、考え方自体にある。なんか構造主義っぽくないですか?

個性とか自分らしさとか自分探しとか、僕個人にとってはつらさの原因です。なんか最近かったるいもん。やりたくないことばっか。なんだけどやっぱやりたくないことやんなきゃで。で、そもそも「やりたくない」と思う原因が"自分らしくないから"だったりしないか?ってちょっと思いました

0 件のコメント:

コメントを投稿