2019年10月30日水曜日

マンガ読んだ

マンガ買いました。本屋に行く機会が減って、マンガに疎くなった気がします。ネットは見てるんだけど、やっぱ"場"が持つ情報量ってありますねー。


無限の住人~幕末ノ章~

今となっては『波よ聞いてくれ』でお馴染みの沙村広明の名作のスピンオフ。『波よ〜』は2020年にアニメ化するっていうし、リアルタイムで『むげにん』に触れてきた自分にとっては信じられないです。
今作は沙村先生は"協力"。作画をしていないし、原作、原案ですらない。ええんかそれ。「勝手にやってください」ってことでしょ(文句を言わないという"協力"の形?)。
でも描いている人は沙村タッチをかなり踏襲していて感心しました。これなら「『むげにん』の続編だ!」と頭を騙して読むことができそうです。

るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編

図らずも『むげにん』と同じ幕末設定。いや明治か。こちらも90年代ジャンプの代表作のひとつの続編。気付いたら続巻が出てましたよ。こういうの凹むんだよなぁ。
前作の5年後、だったかな10年後だっけ。を描いた作品。新キャラも出てくるけど、今んところほぼほぼ同窓会マンガ。ただ、読む側としても正直同窓会を求めているんですけどね。だから安心感があります。
四乃森蒼紫に土方を投影しまくっているので、土方(の写真)が出てきましたけど描きづらいんじゃないかなと勝手に心配してます。

サーチアンドデストロイ

カネコアツシによる手塚治虫『どろろ』の翻案。ちなみにオリジナルを読んでおりません。
『ドラゴンタトゥーの女』な主人公・百がかっこいい。ただ人間に近づくにつれて弱くなっていくんですよ。なんかそれがすごいな、と。もう3巻で完結してしまうみたいだけど続きが気になりましたし、オリジナルにもぜひ触れたいなと思いました。手塚治虫すげえな。

カネコアツシは『SOIL』が好きで。かなりすごい領域までいってるなー、と思ってました。続く『なんとかムーン』は『SOIL』の雰囲気を纏いながらも消化不良だったかなと。濃厚な要素って言えばいいんですかね、カネコは思わせぶりなだけなのか、濃厚な要素をぶっ込んでいるのか、その辺は判然としませんけど消化不良になるのはある程度致し方がない気もします。
が、本作はすごくテンポがいい。原作があって、コンパクトに終えるという点がいい方向に働いてると感じます。ラストまで期待しちゃいます。

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