2019年10月29日火曜日

POWDER 『POWDER IN SPACE』後編

前編
(不穏な感じになってからの「Ancient Echoes」が最高。)

ナミノハナレコードがそういうんだからとりあえずチェックしときましょう。地下ダンスミュージックの最高学府みたいなレコード屋さんですから。ジャマール・モスの別名義なんですね。納得の荒々しい狂気です。




さてさて。なぜかひっぱてしまったパウダーちゃんのミックスアルバム(前編)。ゆったりとふわふわとキラキラとスタートします。序盤はピッチ調整とかせずにポンポンと曲をプレイしていくスタイルです。

ぐいっとギアが入るというか、場面転換を耳で感じるのがティアゴによる"Roy Brooks"(EPのタイトルに差異あり)

TIAGOはGALA DROPなんかの活動でも有名。かっこいいっすね。
デトロイトのジャズ・ドラマーの名を冠しているんだと思いますが、黒いベースラインが低い重心でキメにかかってくるイケないファンキートラックで後半の盛り上がりを期待させます。

とか読んでるとロイ・ブルックスの方がになってきませんか。僕はなりましたよ(ポチり寸前)


そして上記"Ancient Echoes"。単品で聴くとマッドさが際立ちますが、ここでは開放感をもたらすというか、むしろ神々しい(笑)...前半の密林パートが活きてるんでしょうか...(照)

ジャマール・モスを経てさらに想像力を刺激してくるパウダー自身の"Gift"そしてベルクハインライクな"New Tribe"でピークを迎えます。KITAZE!!!!

ビデオクリップがすんごい。PitchforkのBEST NEW TRACKにもなってます。

そのあとのハープビンビン(?)の"Just For A Second"もいいっすねえ。
ソフトなロード・オブ・ジ・アイルズ(名曲多数)、少しだけ間をとってコス/メスのクラウトロックのハウス化チューンで心地よくランディング。

アッパーではない、けれども高揚するユーフォリックなハウスミックスでございます。パウダーパイセン、これはどえらい才能だと思います。
そして[BEATS IN SPACE]のこのシリーズの続編にも期待しております。

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