2020年1月23日木曜日

実家に帰るとやることがなさすぎてブログが捗りますわ。


1/20に叔母が亡くなり久々に帰省した。通夜で坊さんがお経をあげるの聞いたが鐘の音が静けさを漂わせることを発見してしまった。


叩いた時の金属音のあとの余韻。「ゥーン...」というあの間はたしかに静寂に充ちていた。デクレッシェンドがわかりやすいというか。最初の金属音によって聞く意識が鐘の音に向けられそこから急速に音が止み余韻が長く続く。その間も意識は音を追いかけて余韻が消えるまでそれが続く。

まさに静を鳴らす。

先人がこのことに気付いたのはどんなタイミングだったのだろう。よく気付いたものだ。

そういえば何人かでいっせいにお経のような低い声を出すと、非常に神秘的なんだそうだ。面白いのは宗教によってその時に感じる神が異なるのだそう。しかしどの信徒も神秘をイメージするのだ。その声明の時のサウンドと鐘の余韻少なからず共通していると思う。

通夜から帰った実家で「静岡は人口転出率が全国的に見ても悪い」というニュースがあった。つまり、人口がどんどん他地域出て行っているのだ。

これは静岡が悪い、のではなく他がもう転出する人口がないことを意味しているんだと思う。「地方の高齢化は終了しつつある」という記事を見たことはないだろうからこれも地方で若返りが始まっているわけではなく高齢化する人がいなくなったということに過ぎない。全員高齢化したということだ。
これが静岡の人口転出にもいえる、ということだ。

東京一極化による地方破壊がいよいよ佳境に入ったということなのだろう。

人口を地方に供出させたのだからふるさと納税によって税収が減るのはむしろ当然だ。地方で税金を納めるはずだった人を吸い上げてきたのだから。
むしろ都は税収を人口における出身地の割合で還付すべきだろう。例えば、栃木出身の人が人口の10%だったら税収の10%を栃木に送る、といったように。

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