2020年2月26日水曜日

まあなんと言いましょうか、うだつの上がらぬ人間ですので斜陽産業を渡り歩いております。

でね、この衰退を予見できなかったんだろうか、なんて恨み節を常々思い浮かべているんですね。結論としてはまあ出来ねえもんなんだろうな、と言ったとこです。

「昔は今の倍の価格で売れた」とか、いけしゃあしゃあとのたまう向きもありまして、こちらとしてはなんで今半値で売らなきゃなんねえんだよと言いたくなるってもんです。だいたい努力が云々~ってパターンなんすけどね。今の倍で売れるんなら努力のしがいもあるでしょうけども!

どっかで売れなくなって、値下げを断行したんでしょうね。で、それを重ねた。これを続けていったらジリ貧だとは思わなかったんでしょうか。そんなこたないはず。「これはまずいな」と思いつつ、決算の数字を取り繕うために値を下げ続けた。そんなとこでしょう。まずいなとは思いつつ、過去の記憶も邪魔をしつつ、今に至る、と。

音楽ソフトの小売とか、だから20年前にサブスクの到来を予期してなければならなかったっつうことですよね。絶対無理だわ。ネットがカルチャーの主役になるなんて、少なくとも音楽業界の人間は思わなかったでしょう。でも20年前って言ったら間もなくiTunes出てくるのか...。

産業の構造という視点ていうんでしょうか。自分が将来も儲かるためには、と考えることは出来ても自分"達"が今後繁栄していくにはどうすべきか、なんて考えませんわな普通。

「この構造の中で成功している」と考えることが出来ればいいんですけど。
いや絶対無理だわ。

例えばアニメ。あんま詳しくないんで大したことは言えないんですけど。
業界における日本の覇権はずっと続くと誰もが思っていたけど、早晩に中国はじめ海外諸国に追い抜かれますよね。
アニメーターで食ってけるようにしないといかん、とかジブリ以外の誰かが考えたんでしょうか。
までも、敢えて海外向けにせず国内に目を向け続けたことで図らずも寿命を伸ばしていますよね(たぶん)。
それは日本語で作られていること。これ、狙ってたのかなぁ。

今宵もあてどもなく書いておるので、結論はふんわりなんですけど、成功してる時にというか成功に陰りが見えたときにいかに将来を見据えられるか、多分無理なんですけど。

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