多分、『Ringer』でミニマルミュージック化し、『There Is Love In You』でハウス化、その後もハウスを基軸としたダンスミュージックにフォーカスした作風にシフトしております。
その辺はベリアル(Burial)との共作、自身のレーベル[Text]が本格的に動いたことが大きいんじゃないかなー、と。シングルをバンバン切ってく楽しさってのがあるんじゃないかと勝手に憶測しています。
ということで
まずは印象的な"Baby"。
"Baby"
この人はボイスサンプルの使い方が特徴的ですね。
2019年のビッグ・アンセム"Only Human"(ちなみにこちらはKH名義)でのネリー・ファータドのサンプリングもそうですし、 "Kool FM"もそう。あとは"The Track I've Been Playing That People Keep〜"ていうアフリカな歌をサンプリングしたのもそうですね...何かこう、ことば・声の持つマジカルな魅力、もしくは人間は声に反応せざるを得ないことを知り尽くしているというか。いつも耳を持ってかれます。
アルバム未収の曲のリンクまで貼るとごっちゃになるんで割愛。とかこういう不親切なとこがいかんのか。
話をアルバムに戻して
ハープの調べが過剰にヘヴンリーなハウストラック"Insect Near Piha Beach"が最高、エクスタシーっすね。
"Insect Near Piha Beach"
極上♨︎
繊細で品のいい音を配置して耳に心地よく、一方でイーブンキックのもつ肉体性、また機能性でもって躍らせる...ポストエレクトロニカの最上の到達点の一つなんじゃないでしょうか。
冒頭曲"School"でのシリアスな雰囲気を醸すメロディを織り成すサウンドの美しさと足元を支えるリズムの逞しさなんかに「エレクトロニカ・ミーツ・フロアミュージック」の様式美が見られるかもしれません。
"School"
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