2020年6月1日月曜日

アメリカの暴動で思ったことをまとまらないまま

アメリカで黒人が白人警察官に殺され、抗議のデモが暴動、略奪に発展している。


暴動を望まない黒人の悲痛な叫びを記録した動画に感動した。これをシェアした人のツイートを「新たな差別」とRTしたのは昨日だったのだが。それはそれ、これはこれ。ええもんはええし、思い上がってるのは思い上がってるだけだ。


16歳の少年に31歳の男性が「(暴動以外の)もっとマシな方法を考えろ」と強く訴えていた。

暴徒化し略奪や放火にいたる、というのが正直ちょっとイメージできない。日本ではこうならない。


ちょっぴり左翼思想にかぶれた過去がある身としては、暴動するガッツというものに若干の憧れがある。現実を知らないと馬鹿にされるだろうが、偽らざる気持ちだ。


けど、子供がいると若干腰が引ける。動画の31歳男性も5歳の子がいると言っていた。子供が出来たからこそ、16歳に「もっとマシな方法を考えろ」と言う事ができるようになった。子供が暴動に巻き込まれたら、と考えると気が気でない。

子供が主体的に考え、そして何より危ないところから逃げ出す脚力(逃げ足)を持ったならば、暴動に参加するのも選択肢のひとつになりえるだろうか。しかしもしどちらかが欠けているのであれば"マシな方法"を考えなければならない。


しかし一方で「怒る」ことをより劇的に表現することも必要だと、まだ思っている。


covid-19後の市民への給付金が電通の作ったわけのわからない会社を通じて行われるようだ。国なんちゃらサービス電通、だったかな。で、電通はなんちゃらサービスに再委託、そこで20億が消えている。電通の懐に入ったらしい。


この期に及んでまだカネを貪るかと驚嘆するしかない。

これは手をつけてはいけないお金だ。


感情としては電通はじめ関係各所に火炎瓶の1本でも投げ込んでやりたいが、実際僕がそうした行動に出ることは無い。なぜならデモも暴動も僕の中には全く無いからだ。何からすれば良いのか見当もつかない。


暴動の必要がなく、体から暴徒の血が完全に消え失せたのは、これまでの日本が歴史上かつてないほど穏やかだったからだと思う。悪いこともたくさんあったんだろうけど、とりあえず覚悟を決めて暴徒の列に加わる必要はなかった。それよか働いて報われようとした。


それはとても素晴らしいことだと思う。しかしどうも報われていないような気がしてきたのだ。


アメリカの暴動の遠因にはcovid-19がある。人口あたりの死亡率で黒人が白人の倍だった。そして失業、ロックダウンのストレス。日本でも政府はどうも市民を救う能力がないことがわかってきて、失望感が広がっている。今までせっせと納税してきたのに、ことごとく無駄にしてしまうし、挙句中抜き業者が跋扈する始末だ。


暴動待ったなし。なのだが暴動自体が市民の記憶から消え去って久しい、ゆえにもがくしか出来ない。


書いていて結論が見えなくなってしまった。とほほ。

暴動はおっかないし略奪や放火は新たな悲しみを生むから良くない。じゃあどうすれば良いのだろう...。うーん.......

0 件のコメント:

コメントを投稿