お子様だった

 この人、ちょっと苦手だわと思うことが増えた。相手のちょっとした所作に苛立ったり、言動の端に嫌悪(と言うほど強烈でない感情)を抱いたりする。ふと、自分の職場の大半を嫌っていることに気付いた。

 人間嫌いではない。たぶん、ごくごく普通の人間だ。社交性の高い人だって独りでいたい時間があるし、遁世を気取っている者が人恋しくなることもある。

 私は八方美人なので人から嫌われることを嫌う。故に他人を嫌うのだと思う。言葉遊びのようだが、わりと的確な表現だと思う。

 一方で私はこれまで人間関係に恵まれてきた。と、思って過ごしてきた。私が好きな人はどんな人なのだろう。言ってみたら「包容力のある人♡」だ。包容力などと言うとありきたりだが、要は「私を嫌わないだろう人」ということだ。私のことを大事にしてくれる人に甘えて人間関係を築いたのだと思う。

 私はこれまで人間関係を上手に構築していると思ってきた。まあ、人間関係で深刻に悩むことがこれまでなかったのだ。だが私自身が上手だったというよりは周囲の不断の努力の賜物だったように思えてきた。

 ...なんか急に暗い日記を書いてしまった。週末に「あんまこいつの"感じ"が好きになれないんだよな」などと思うことがあって。具体的にどういう点だろと考え始めるとそういやあいつのあの部分も...みたいにあんまり上手くない方向に考えが巡ってしまった。しまいには「ここの人ほぼ全員嫌いということになるな」となり笑、今回の記事になりました。

 いや、たぶん、普通だと思いますよ自分。文字にするとキツい感じするけど。