映像の世紀バタフライエフェクトがなかなかよろしく毎週楽しみにしている。
実際は録画しているので毎週楽しみ観てはいない。 構成が良いのではないか。95年に製作された第一弾が素晴らしく、2012年くらい?に作られた新版は印象が残らなかった。今回もたいして期待していなかったがいい意味で裏切られた。
ニナ・ハーゲン/メルケル回も良かったし、ヴェルベット・アンダーグラウンド/ハヴェル回も良かった。
重要なのは音楽なんじゃないかと思った。今決定的に欠けているのは音楽なんじゃないかと。 2005年くらいにリチャード・ブランソンが役員だか社員に「音楽のカルチャーにおけるプライオリティが変わった」とメールしている。カルチャーのてっぺんはネットになったという話だ。 私はこれを才能が集まらないことだと思っている。今、実は音楽的な才能を秘めたルー・リードくん(仮称)いたとして、ルーくんはミュージシャンを目指さないですんげーアプリを作ってやろうとか野望する。
私も「時代の変遷ってそういうもんか」とぼんやり考えていた。で、世の中良くなっているかというとなんか悪くなってんじゃないのという気がする。 音って、物理的に振動だ。あの震えが身体と精神に影響を与えていたんだと思う。振動で市民を高揚させ、権力者を震わせなければならない。
なんかとてつもなく重要なことを書いている確信に近い自信がある。がなんだか言葉がまとまらない。欲張りなのはわかっているがかっこよく書いておきたい。
決定的ではないにせよ音楽が重要なのだ。ライターで言えばフリントやヤスリみたいな存在だったのが音楽なのだ(ていうとかなり重要か)。オイルだけでは火はつかない。
カルチャーの中心になったインターネットにその代わりはつとまらないのだろうか。なぜつとまらないのか。それがさっき書いた振動の有無なのだ。
(以下、時の間に寄稿したまま。コンパクトにまとまってよかった)
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