2023年5月27日土曜日

 『映像の世紀バタフライエフェクト』を鑑賞。ドイツがウクライナに戦車を供与することにずっと慎重だったのは独ソ戦のトラウマがあった、というくだりは思わず納得した。そういう"記憶"って実は結構強烈に残っているんでしょうね。

 田中宇さんのニュース解説も拝読。隠れ多極主義者の暗躍もあって戦争は終わってるけど続く、それで軍需産業もウハウハ的な。違うかな。20年前のイラク戦争の解説も隠れ多極主義者に言及していたな。

 パックスアメリカーナから多極化した世界へ。「世界の警察」であることには莫大な費用がかかるから。とかそんな感じか。

 うーん。あれか、ディープステイト的な存在か。国家とは別の権力を有している存在というか。ポストアメリカは誰かを決定しようとしているというか。

 「争いが起き続けている」状態がいちばん安定している、という見方もできるだろうか。なんだろ、ほどよく動き続けている状態で、アメリカによる完全な安定とか世界大戦のような空前の混沌とかにならないのが経済面でも理想的なのではないか。

 しかし。「戦争はそんなに儲かるか」という単純な疑問も残る。人がバカスカ死ぬし戦地での経済活動はほぼ停止するだろうし、軍需産業が儲かる以上の損失があるような気がする。それに今回の戦争が隠れ多極主義者の暗躍によるものだとして、ロシアのメリットってなんなのよ、もっといえばウクライナにメリットがないとでしょ、という疑問も浮かぶ。今次の戦争での損失以上に得られるウクライナの"儲け"って思いつきます?

 あ、隠れ多極主義の説明があった👉

"米国を頂点とする先進国は既に急成長の余地が無く、投資しても大した利益にはならないが、中華人民共和国やインド、ロシア、南米などは投資による大きな見返りが望める地域であり、これらの地域を効率よく成長させるために世界を多極化させる必要がある"

 なるほど。ちょっと納得。けどこれ戦争する必要ないよな。

   国家を操る多極主義者が戦争をするように仕向けても、国家にとって戦争なんてリスクでしかないわけでしょ。んで、多極主義者にとっても国家は必要。自分で戦争したくないだろうから。ということは国家にとっても旨みがないといけないはず。領土拡大とか、今どき儲からないでしょ。

  あと人が死ぬでしょ戦争。儲けるんだとしたら売り込む(カネを搾り取る)相手が必要で、それを死なせたら売上が落ちる。と考えると金儲けのために戦争を行うというのはちょっと割に合わなそうな気がしている。

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