2023年6月25日日曜日

プリゴジンの乱・つづき

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230625/k10014108671000.html

「アメリカの複数のメディアは、プリゴジン氏によるロシア軍に対する反乱の計画をアメリカの情報機関が事前に把握していたと伝えました」

「プーチン大統領もプリゴジン氏の計画を把握していたとみられるとしたうえで、それにもかかわらず止められなかったことは政権上層部で足並みの乱れや内部対立があることをうかがわせるものだとするアメリカ政府当局者の分析を伝えています」

 お。意外に"隠れ多極主義者暗躍説"に光が。個人的には把握していたというコメントが印象的です。責任から逃れるのならば「全く関知していなかった」でしょうし。事態は把握していて、今回の経過を受け入れていたということです。モスクワまで行かないってのも事前に決まっていたことなのでしょうか?

「プリゴジン氏は部隊がどこに引き返しているのか具体的には言及しておらず事態が収まるかは今のところ不透明です」

 とりあえずモスクワ進攻は止まって引き返しているんですが、確かに引き返す先ってどこよって話ですよね。

https://tanakanews.com/230625russia.htm

田中ニュース、仕事が早い!まとめますと、プリゴジンは勝利が決定的なので勝利宣言(終戦)してほしい。露は膠着状態が続いて非米諸国が連携すると米経済に打撃を与えられる。ウクライナ(と米)も負けを認めない。膠着状態を打破すべくプリゴジンはモスクワへ赴き、プーチンに勝利宣言を迫る。ただプリゴジンも内戦状態を望んではおらず、ベラルーシのルカシェンコを仲立ちにして事実上の亡命、反乱は決着。

現時点では「プリゴジンが露の戦略を知らないはずがない、ではなぜこのようになったのか」という点で矛盾してしまっています。続報に期待。

 小泉悠さんの所感を読むとロシアの旗色が悪そうなんですけど、それはあくまでロシアの策略とする田中宇さん。ロシアが有利で前線のウクライナ軍は悲惨な状況、みたいなのをちょいちょい目にしますけど、少数派です。私にはそう見えています。結局どうなんですかね。これだけ情報流通の速度が上がっていても分からないもんですね。

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