ショイグー！ゲラシモフ！

 昨日、露軍に参加している軍事会社ワグネルが反乱を起こし、モスクワへ侵攻を開始しました。翌日になってワグネルのトップ・プリゴジンはベラルーシに行き、侵攻はストップしたとのこと。現時点での最新情報だとプリゴジンは行方不明のようです。

服役から始まるストーリー✨

 現時点で驚くべきことはこれを国内メディアが無視したことです。腐敗するにも程があります。民間(?)軍事会社戦争に参加しているのも当世風の趣きがありますが、一報を参考にするとその民間軍事会社が核兵器を保有することなったかもしれないわけですよね。それを報じないで一体なんの報道機関でしょうか。

 ワグネルはロストフ・ナ・ドヌを占拠したとのことです。ロストフ州は西をウクライナと国境を接するロシアの領土(でいいのでしょうか)。報道が事実であれば露軍の兵站線が断絶したことになります。

 また、昨日の段階だとプリゴジンは「親衛軍、警察の舞台がこっちにつく。勢力は6-7万になる」と言っていたそう。内部統制に破綻が起きているのかもしれません。

 プリゴジンの批判の対象はプーチンでなく、国防省のようです。ショイグーとオリガルヒの仕業と彼は主張しています。いや、今やプーチンを「ゴミ」呼ばわりしてる？マジで複雑怪奇です。

 個人的には田中宇氏の主張との食い違いが気になります。ロシアは本当は余裕だが、わざと戦争状態を長引かせている。この主張と現状に齟齬を感じます。氏に言わせればプリゴジンさえも出来レースの一員かもしれませんが...。