2012年6月27日水曜日

PSYCHEMAGIK “FOR YOUR LOVE/ALDEIA DE OGUM”

 CHILLYのイタロディスコ古典“FOR YOUR LOVE”のリエディットです。タフなギターと暑苦しいヴォーカル、そこに絡むシンセストリングスの配分が最高。どストライク。


 個人的にはSKATT BROS“WALK THE NIGHT”、SABU“WE ARE GONNA ROCK”と並べたいロッキンディスコだと思います。これからかけまくりたいと思います。

 PSYCHEMAGIKに関しては詳細を知りません。基本リエディット職人で、N島先輩によるとRUB N TUGともリンクする人らしいです。

 私がサイケマジックなる人をチェックしたのは[HISTORY CLOCK]というリエディットレーベルからです。このレーベルの1番がBIRTH CONTROLの“GAMMA RAY”で、今はなきレコードショップSLEEPING BUGZでスタッフがかけていたのを聴いて惚れ込みました。
 ただ、いまだに彼とこのレーベルのつながりがよくわかりません。

 ファンキーだけど「黒く」ない、白人のブラックネスというのがおそらくあって、私はそれが大好きです。おそらくハードなギターをクラブで爆音出かけることの破壊力を示したのはハーヴィ、少なくとも現在においてはそう、でしょう。プレディスコ期にはレッドツェッペリンがプレイされていたそうなのでいくらかの素地はあったのでしょうけれど。それこそ“WALK THE NIGHT”はリリース当時の'79年にもしっかりヒットしているみたいです。一方でユーロディスコみたいなサウンド、[ZE]に代表されるポストパンク、NWの曲もプレイされていたみたいだし、ディスコミュージックが完全に黒人の音楽だったことはないのだけれど、ディスコと聴いたらしなやかでグルーヴィな曲を思い起こすわけでギターがハードロックばりに鳴っている曲はやはりオルタナティヴなんだろうなと思います。

 そこで私が基準にしているセンスが[HISTORY CLOCK]であり、PSYCHEMAGIKなんです。これをフロアミュージックとして機能させるのか、などと言って聴いたりして。

 で、それが今、面白い。と、書こうとしたけどおそらく一般的にはあんまり面白くないだろうなと思います。CD売れないし。次この音が市民権を得るかと言うと多分ない、というよりダンスミュージックから「市民権を得た」と言い切れるような音は今後出てくるのが難しいと思います。 JAMES BLAKEが市民権を得たのかよくわからないし。DAVID GUETTA、LMFAOくらいでしょうか。「デヴィッド・ゲッタ聴いて人生変わった」って奴、いないだろうし、いても恥ずかしいよなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿