2013年7月16日火曜日

ONE DOVE 『MORNIG DOVE WHITE』


 1993年リリース、だったかな。ドット・アリスンのソロアルバムが出た頃、その名を知ったはずです。「ウェザオールの仕事の中で最も美しい仕事」という文句を何かで読んだ記憶があるのだけれど、雑誌の記事だったかウェブで見たのかその辺りが判然としません。
 CD屋を何件はしごしても見つけられず、Amazonで初めて買ったのがONE DOVEのアルバムでした。注文した翌々日に届けられてAmazonのパワーを思い知らされました。

 当時はエレクトロニカ、シューゲイザーの耳で聞いて楽しんでいましたが今回改めてLPで聞いてバレアリックハウスであり、ダブだったと再認識しました。音楽作品は常に文脈にあてはめられるもので、ぼく自身はそういったことが好きなのですが、まあ個人の価値観など当てにならないものです。

 何度目かのサマー・オブ・ラブの影響下にある恍惚の空間処理。ドロシーの歌声のもたらす浮遊感。様々な文脈に当てはめられては浮上するというのは名作の証拠でしょう。


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