2014年3月22日土曜日

ヤンキー不在のヤンキー論

●マイルドヤンキー賞賛とその先にあるもの、、、
http://blogos.com/article/82662/


 近年何かと話題のヤンキー論。ここでいうヤンキーは実際の不良とは異なります。僕もヤンキー関連の記事は数回しか読んだことがないのですが、生まれ育った郊外都市から離れず生活する低学歴・低所得層のことだそうです。

 リンク先のマトリクス。
http://blogs.yahoo.co.jp/sfscottiedog/GALLERY/show_image.html?id=64386455&no=0

 正直笑いました。こんな分類の仕方があるなんて。いやぁ、これでいったら僕なんか紛うことなきエリートです。ヤンキー憎悪よな。

 つい先日、友人の父上が亡くなられたために久しぶりに郷里へ赴きました。ここでいうヤンキーにあたる人が僕の友人にもいます。様子を見るとそれほど悪くないように見えます。

 だいぶ前に「東京、人多すぎる」というブログをmixiに書いたことがあります。そのとき友人から「じゃあまずお前が静岡に帰らなきゃ」というコメントを頂きました。仰る通りで、でも未だにそれは実現していません。故にこういう記事に反応してしまうのかもしれません。どこか後ろめたい気分がします。

 この手の記事に当の"ヤンキー"は出てきません。ITへの意識が低いということなのでまあ当然なのですが。上記の記事が様々な記事を拾ってきていることから窺うことができますが、書いているのは"(自称)非ヤンキー"で、しかも実際にヤンキーを見た書いた記事はほぼない。もはやヤンキーは都市伝説。
 「で、どうしたらいい?」という意見、具申も出てこない。内田先生も実際に何かするという方ではないのでヤンキー啓蒙などは死んでもやらないでしょう。
 おそらく彼らには搾取する側にいるという自覚があるからでしょう。

 近郊に住む一部の意識の高い者と、海外で働いている者や大学教授、まーけてぃんぐ部門の人間などインターネットに棲息する亡霊たちがヤンキーという亡霊に群がっている。そんな風に見えます。

 また僕の友人などと語ると最終的には田舎へ帰りたいという人間が何人かいます。けどそれじゃダメなんですよね。いくら大金を持っていても、じじいが行ったところで盛り上がるはずがない。じじいはどうせAmazonでお買い物をするのです。若い人がそこで生活をしてはじめてその都市が息吹を取り戻します。じじいはむしろ交通網の発達した首都圏にいた方がいいはずです。

 僕はもうちょっとひどいです。地方がもっと死に絶えて国が補助金などを用意した上で地方都市への入植を行う。土地も家賃も二束三文、しかも補助金で賄うから出費なし。そうなったら新時代の屯田兵として地方に赴く所存です。

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