2014年5月21日水曜日

ブラック・ラグーン出た!

 マンガのことを書くのは楽しいです。先日このブログにマンガのことを書いてみて、「マンガのことは無責任に書く事が出来て気が楽だなー」と思いました。ということはつまり、レコードのことを書く時は責任感があったんだということです。これは自分でも気付きませんでした。

新キャラも登場。
自宅でスキャンしてみたよ!めんどい。

 広江礼威(ひろえれい)先生の『ブラック・ラグーン』の10集が出ました!小躍り!前巻が出たのが2009年ですから4年半のブランクを経ての登場です。サンデーGXは全く追っていないので詳細はわかりませんが、休載期間もあったようです。
 真相は知りませんが、9集で終わったロベルタ編が非常に濃密だったので抜け殻になるのもむべなるかなといったところです。

 僕はこの作品を『FADER』で知りました。[Headz]がやってたどコアな音楽誌です。『ブラック・ラグーン』が紹介された「マンガ×音楽」特集の時も表紙はシュトックハウゼンだったし。

 『Fader』で紹介するほど音楽の要素があるかいな、とも思いますが、そう言えば主人公のひとり・レヴィがホワイトゾンビ(WHITE ZOMBIE)の曲を聴きながら大立ち回りを演じるシーンがありました。
こんな動画が。"BLACK LAGOON 第3話 BGM変更"
YOUTUBEのコメント見ると、ガイジンにも好評。

 はて『ブラック・ラグーン』てどんなマンガよということで↓
タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織や人物達が繰り広げるクライムアクション作品。
(Wikipedia"ブラック・ラグーン"の項より)

 ガンアクションと、比喩を多用した気取りまくった冗長なセリフ回しが魅力ですね。特にセリフは過剰で、ともすると何を言っているのかよくわからないことさえあるほどです。『ギャングース』でも解説が細かくなされていますが、アウトローたちは符丁や隠語を多用します。言質をとる/とらないも重要な業界でしょうから、乱暴ながらも慎重な言葉遣いになるわけです。そして慎重だから、それを気取られないように傲岸で回りくどく、そしてアタマの良さを要求する話し方になる。
 それを中和するための主人公・岡島さんの"普通の人っぷり"があります。岡島抜きのチンピラのみで話を進められたらわからなくなりそうです。そういう話もいいかもしれませんね。

 ロベルタ編では成功したのにキレられるという、勝ったけど負けたような岡島さん。今後はめんどいことに首を突っ込まないと心に決めますが、そこに窮地のチャイナガールが登場します。彼女は下手を打って組織に見捨てられ、命を狙われます。「組織に見捨てられる」、それは岡島さんがロアナプラに居着いたのと同じ理由でした。
 これまでの岡島さんなら積極的に介入するのですが、前回のわだかまりが解消せず、最低限の支援にとどまろうとします。
 いつもと違う岡島さんの様子に気付いたレヴィさんは件の中国娘と話し、まあなんか色々確認して(ここ可愛かった)、中国娘と岡島さんの手助けを申し出ます。いやぁ、今回のレヴィさんはちょいちょい天使でした。なのでよかったです。


 レヴィさん、今回はバリタチ宣言もするのですがなんかハッタリにも見えたり。実はシンガポールの華僑の娘とかだったりして、などと妄想しました。アジアだしロアナプラにも介入しやすそうだしなー。

 次もなるべく早く出てくることを願うばかりです。

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