フランスのテクノシーンの第一人者、ロラン・ガルニエ(LAURENT GARNIER)の2008年リリースのEPです。リリースは[INNERVISONS]です。[INNERVISIONS]というとアーム(AME)による"RAJ"の特大ヒットが記憶に新しい(といっても8年前になるのですが)、ドイツのレーベルです。
この頃REMIX誌がしきりに"ミニマルテクノのディープハウス化"ということを述べていたのですが、そうした動きの先陣を切ったのがこのレーベルだったと思います。08年くらいに良作をリリースする[CECCILE]とか[OSLO]といったレーベルの露払い的な存在でもあったのかも知れません。
さてガルニエさん。1987年にマンチェスターはハシエンダにてDJキャリアをスタートさせた、ということなので30年近いキャリアを誇っていますね。
(参考URL :http://www.higher-frequency.com/j_database/dj_producer/laurent_garnier/index.htm)
なんつうかこう、「テクノっぽいテクノ」を作る人だなという印象があります。ハーヴィ2010年来日時は"CRISPY BACON"を何度かプレイしていました。
ということでA1"BACK TO MY ROOTS (ORIGINAL AFRODIZIAC MIX)"。
レーベルオーナーのひとり、ディクソン(DIXON)がガルニエがパノラマバーでこれをプレイしたの聴いて即サインした曲、なんだそうですよ。
(参考URL:http://www.japonica-music.com/index.php?main_page=product_info&cPath=1_5&products_id=2606)
トライバルなパーカッションのパターンが数種類出たり入ったり、そこにアシッド/レイヴなシンプルなシンセが乗っかります。聴いてまず痺れたのは中盤。メロディが抜けてベースループとドラムになり、ドラムの音にエフェクトをかけてマッドにトバす部分がかっこ良かったです。そこからまたキックが入ってくるところがまたたまらんちん♡
ミニマルという印象はあまり受けませんね。わりとひっきりなしに音の抜き差しがあって楽しいです。かといってイモっぽくない、むしろクールネスが漂うのは熟練の技巧ですな。エンターテインメントしてます。
"BACK TO MY ROOTS (ORIGINAL AFRODIZIAC MIX)"
4:30付近からのドラムパートがかっちょいい。
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